ビザスク

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2021.12.08セミナーレポート

アフリカに探る未来のビジネス〜先進国の先を行く「リープフロッグ・イノベーション 」〜

2021年12月8日に、セミナー「アフリカに探る未来のビジネス〜先進国の先を行く、リープフロッグ・イノベーション〜」を開催しました。


近年、中国・東南アジア・インドに続いて、経済発展を急激に加速させているのがアフリカです。既存インフラや既得権益者、岩盤規制が少ないアフリカには、既に世界各国のスタートアップが進出しており、その結果、先進国に先んじて最先端ビジネスが展開されていく「リープフロッグ・イノベーション」が起こっています。


しかし、アフリカとは地理的にも文化的にも距離がある日本からでは、アフリカビジネスの全体像を把握することや、イノベーション創出拠点としてのアフリカに着目することの意義を見出すことは難しいのではないでしょうか。


そこで今回は、「超加速経済アフリカ: LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図」の著者で、アジア・アフリカ・インベストメント&コンサルティング 代表取締役/代表パートナーである椿 進氏をお迎えし、アフリカにおける最先端イノベーションの創出事例や、日本企業がアフリカ新興国に目を向けるべき理由についてお話いただいた様子をレポートします。


登壇者プロフィール

椿 進氏
アジア・アフリカ・インベストメント&コンサルティング 代表取締役社長/代表パートナー


ボストンコンサルティンググループのパートナー・マネージングダイレクターとして、ハイテク、情報通信、インターネット、メディア・コンテンツ分野において、事業戦略、M&A戦略、新事業立ち上げ、グローバリゼーション等のプロジェクトを実施。2006年より上場会社代表取締役社長に就任。(株)タカラトミー、(株)竜の子プロダクション、(株)アトラスなどの社外取締役を歴任。2008年に現アジア・アフリカ・インベストメント&コンサルティング(AAIC)社を創業。代表取締役社長/代表パートナー就任。中国・東南アジア・インド・中東・アフリカなどの新興国において、新規事業育成、市場参入支援、M&Aおよびパートナー探索支援、事業転換支援など、コンサルティングと投資を通じて実施。

アフリカに関する基礎知識を学ぶ

アフリカについて詳しくない人もいると思うので、まずは簡単な説明から始めていこうと思います。アフリカは54カ国から成り立っており、人口も増えていて、現時点で13億人です。いろいろな統計データがありますが、2100年には35億人になるとも言われています。


それから、この17〜18年でGDP(国内総生産)も伸びており、2000年時点では4000億ドルでしたが、2019年には1.8兆ドルになっています。こうした急成長によって、俄然アフリカに注目が集まっているのかな、と思います。



アフリカは日本人にあまり馴染みがないので捉え方が難しいのですが、まず東西南北の4つの地域に分けることができます。まず東アフリカはケニアを中心に、多くはイギリスの植民地です。エチオピアは唯一植民地にされなかった国となっています。


南部アフリカは南アフリカがトップです。人口も5800万人ほどおり、経済規模もダントツで一番となっています。少し上にある旧ローデシアと呼ばれる地域は資源は豊富ですが、人口は800〜2000万人ほど。面積は大きいけど、人は少なくなっています。


西アフリカは何といってもナイジェリアですね。人口が2億人いて、単独の国のGDPではアフリカトップです。西はガーナとナイジェリアがイギリスの植民地で、それ以外はフランスの植民地です。そのため、基本的にはフランス語を話します。


北アフリカはエジプトですね。イギリスの植民地ですけど、人口が1億人いて、北アフリカではトップの国となっています。リビアやアルジェリアは面積は大きいですけど、人口は2000万人ほどとなっているため、エジプトがトップです。


また、北アフリカはマグレブやメラといった、いろんな呼び方をしますけど、基本はアラブ人であり、アラビア語を話します。私たちが想像するアフリカとは少し異なります。


特徴は大きく、若い


アフリカの特徴は分かりやすく言うと2つあります。まずひとつが、とにかく大きい。アメリカ、中国、インド、EU主要国を足し合わせた面積よりも広いです。どうしても、私たちはメルカトル法の地図で見ているのでコンパクトに見えますが、実際はユーラシア大陸に次いで、非常に大きな大陸となっています。・・・(続く)


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