セミナー
半導体技術、ビジネスの未来戦略
〜Rapidus など日本半導体の目指すべき姿〜
開催日時 | 10月8日(水)14:00〜15:30 |
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場所 | オンライン配信(ZOOM) |
参加費用 | 無料 |
【本セミナーのトピック】
・日本半導体の衰退要因と復活への道筋
日米半導体協定だけでは説明できない、メモリー偏重・プロセス偏重といった技術戦略の限界。
その時、Texas Instruments や Intel がどのような判断をしていたのか。日本が牽引していたはずの
AI デバイス(ニューロ、ファジー)の資産はなぜ活かされなかったのかを考察します。
・復活に必要なマネジメントの視点とパラダイム・シフト
時代を読む力の欠如が、メモリーからシステム LSI への転換を阻みました。
現在の日本半導体戦略は果たして適切なのか。
Rapidus や ROHM の挑戦、そしてなぜ SONY だけが好調なのかを検証します。
・2nm、sub Nano Meter だけが先端ではない
最先端の微細化技術に限らず、「持ち運べるデータセンター」や
「指先に乗るパワーモジュール」を支える半導体技術の可能性を探ります。
本セミナーでは、LSI 黎明期より日立、Texas Instruments、Philips、沖電気、ROHM で
プロセス・エンジニアから設計、市場戦略まで幅広く経験を重ねてきた 加納 氏 が登壇。
画像・ディスプレイ用の世界標準インターフェース mini-LVDS の起案・開発、
世界初のフルドット反転ディスプレイ LSI や、39BIT 階調による超高精細表示システム用 LSI 開発を
牽引するなど、技術と事業を結びつけてきた加納氏が、半導体産業の失敗の本質と成功の条件を語ります。
特に、「今流行っているから参入する」ではなく、
”何が伸びる” かをどう掴むかの時代を読む力が重要です。
市場分析やマーケティング活動において日本企業が致命的に欠いてきた視点を指摘し、
成功企業がどのように勝てるモデルを築いてきたのかを解き明かします。
技術論にとどまらず、戦略・市場・マネジメントの観点から、半導体産業が直面する課題と
次の一手を語る本セミナーが、貴社の開発のヒントになるかもしれません。
■ 当日の内容(予定)
1 日本半導体業界の衰退と諸外国半導体業界との明暗の差はどこが決め手か
- 失敗・欠けている点を理解する
2 日本半導体業界の復活へ向けた道筋。
- 2nm は TSMC、SAMSUNG にやって貰う
3 市場分析・マーケティング活動において致命的に欠けているもの
-「ピークは衰退の始まり」
「何が伸びるか」をどう掴むか?時代を読む力 を養う。(オンワード、SAMSUNG の成功例 )
4 半導体業界のビジネスモデルにおける工夫とポイント
- Texas Instruments は何故 30年以上 30% 以上の営業利益率を出し続けられるのか ?
5 「面白い」「これいいね」「買う」の市場との乖離
- 重要なのは「市場が求める物」は、半導体デバイスのスペックに繋がっていること。
6 半導体ビジネスにおける重要なこととは?
- ハードよりもアルゴリズムとソフトウェアというその真意
(AI、パワー半導体を生かすのもソフトウェア)
7 リベラルアーツと半導体イノベーション
- 芸術 (絵画や音楽) は半導体先進技術の宝箱
■ こんな方におススメ
・半導体・エレクトロニクス業界に携わる方
業界の歴史と最新トレンドを俯瞰し、復活に向けた道筋を把握したい方
・研究開発・新規事業企画のご担当者
技術シーズをどう市場につなげるか、成功する事業化のポイントを学びたい方
・経営企画・事業開発に携わるマネジメント層
海外企業の成功事例を参考に、自社の次の一手を検討したい方
・製品企画・マーケティング担当者
「すごく売れているからやる」ではなく、「これから何が伸びるか」を掴む視点を磨きたい方
・イノベーション創出を担う方
リベラルアーツ的な発想や異分野融合から、新しいアイデアを得たい方
■ ご講演スケジュール
・ご挨拶とサービス紹介
・加納 氏 ご講演
・Q&A
■ 参加費用
無料
※ コンテンツの詳細は変更になる場合がございます。
※ 本セミナーは「Zoom」を使用したオンラインセミナーとなります。
※ 本セミナーの対象外の方、個人の方、ご同業の方の参加はお断りさせていただいております。
※ お申し込みが定員数を達した場合、受付を終了させていただく場合がございます。
登壇者
フリーランス アドバイザー
加納 行 氏
日立、テキサス・インスツルメンツ、フィリップス、沖電気、ロームにて、プロセス・エンジニア、デバイス設計、システム開発、また市場開拓, 商品戦略に携わる。特に画像、ディスプレイ用の世界標準インターフェース mini-LVDS の起案と開発、39BIT 階調による超高精細表示システム開発(SDI にて発表)など先端技術を牽引した。2015年よりフリーのアドバイザーとして、半導体とメディカルの融合による DNAメモリー(ポケットに入るデータセンター)データセキュリティなど超先端イノベーションを提唱。また、エレクトロニクス技術者やマネージメントへのリベラルアーツの重要性を訴え続けている。