ビザスク

ビザスク

積水化学工業株式会社

リアルな海外展示会に替わる情報収集の場としてスポットコンサルを活用。オンラインインタビューで得た業界キーマンの貴重な一次情報をもとに研究開発を推進

  • ビザスクinterview
  • 化学
  • 研究開発

インタビューにご協力いただいた方

環境・ライフラインカンパニー 総合研究所 新事業開発センター

畑中 健一様

御社の業務概要、ご自身の業務内容についてお聞かせください

当社では住・社会インフラやモビリティ、エレクトロニクスなど様々な産業向けに顧客企業の製品・サービスの進化につながる高機能製品、生産技術をグローバルに提供しています。私自身は、そうした新たなイノベーションを生み出すプラットフォームの一つ、総合研究所新事業開発センターの一員として新製品の開発、成型加工技術の研究に従事しています。

新技術の実用化に向けては、市場のニーズや業界動向、顧客の生の声を踏まえた改善・改良のプロセスが欠かせません。構想・開発を経て試作品を作成し、出来上がったプロトタイプに対する意見や評価を顧客企業や業界のキーマンから広くヒアリングし、そのフィードバックを受け実用化に向けてさらなる改良を進めています。

研究開発に際し、ビザスクを利用されたきっかけについて教えてください

グローバルにニーズを探る上で、従来は海外の展示会などに参加し、そこで築いた人脈をもとにアポイントを取り、ヒアリングやビジネスマッチングにもつなげてきました。ところが、約2年前から進めてきた今回の研究開発については、試作品が完成し、ヒアリングのプロセスまでこぎつけたところで、コロナ禍により海外へのコンタクトの道が途絶えてしまいました。

新たな情報収集のあり方を摸索する中、同じ部署のメンバーからビザスクが提供するスポットコンサルというサービスの存在を知り、興味を持ったのが最初のきっかけです。初めて耳にするサービスに、まずは2020年8月、ビザスクがオンライン配信で開催していた海外調査活用セミナーに参加してみました。

話を聞くうちに、何より魅力を感じたのはオンライン・オフライン問わず、求める分野に精通する国内外の有識者(アドバイザー)から信頼性の高い一次情報が得られることです。「現地に行かずとも、これは展示会参加に代わる情報収集の手段になりうるのでは」と確信めいた可能性を感じ、部内で協議した結果、依頼することにしました。

いくつかサービスメニューがある中で、選んだのは一対一でアドバイザーの生の声を聞くことができる「ビザスクinterview」です。調査対象市場がややニッチであったにもかかわらず、2週間弱でリクエストしていた国・エリアの該当業界・市場に精通しているアドバイザーのリストが送られてきました。

その中からお二方のアドバイザーにスポットコンサルをお願いし、それぞれ10月、11月に面談を実施することができました。

初めてスポットコンサルを利用されて、感想はいかがでしたでしょうか

初対面でしかもオンライン上で求める情報を引き出すことができるのか、多少不安はありましたが、予想以上にスムーズに進行することができました。ビザスクのご担当者からの助言で、面談前にアジェンダをアドバイザーに渡し、事前に書面で回答を用意していただき、共有した上でヒアリングに臨めたのが大きかったと思います。

また、1時間の面談時間でお願いしたのですが、時間の縛りがあるからこそ、事前にしっかり準備し、緊張感を持って面談を実践できたのも良かったですね。

ご利用いただき、メリットについてはどのように感じていらっしゃいますか

当初はあくまでも展示会の代替手段という選択肢だったわけですが、ビザスクのスポットコンサルだからこそ実現するメリットは数多いと感じています。

一つは、事前に相手のバックグラウンドを熟知した状態で求める情報にアクセスできることです。展示会で名刺交換した方とのヒアリングに関しては、対面での良さもある一方、相手の情報が少ないゆえに期待していたテーマの話がうかがえないリスクもあります。その点、事前にキャリアや精通している部門・市場を理解した上で、ピンポイントで話をうかがえるのは大きなアドバンテージだと思います。

二つ目は報酬が介在することで、お互い緊張感と責任感を持って、面談を実施できる点です。相手にメリットがない状態では、聞く側も遠慮したり、情報提供者も情報を出し渋ったりといったことも生まれがちです。コストをかけても、聞きたいことをしっかり網羅できるという点では、費用対効果も高くリサーチを実践できるのではないでしょうか。

三つ目が研究の実用化、ビジネスに向けた深い話ができる点です。リサーチに関しては市場調査会社を利用するケースもありますが、得られる情報は広範囲なマーケット動向や業界全体を俯瞰した総体的な情報に限定されます。

また、展示会を介したアクセスと比較しても、名刺交換で薄く広くコネクションを築いていくより、ビジネスに直結する深い情報を取りに行けるのもスポットコンサルならではだと思います。

今回の面談では、市場の一般的な情報から、該当技術の採用の可能性、競合品の情報、コスト、製品・機能に対する感想、改善に関する助言など、次につながる具体的かつリアルな意見をいただくことができました。

また、お一人のアドバイザーとの面談では、その後のサンプル評価にもつながる事業展開の道筋も開拓することができました。新規事業のローンチをより確度高く実現していく上でも、スポットコンサルは有効な手段の一つになりうると思います。

今後、どのような活用を考えていらっしゃいますか

昨今、オンラインスタイルの展示会も実施されるようになっていますが、情報提供をお願いするような関係を構築する場としてはまだまだハードルが高いのが現状です。withコロナの時代も踏まえ、今回のスポットコンサルや、案件によっては広くユーザーの声を集められるエキスパートサーベイの活用も検討していきたいと考えています。同じ部署で新規事業開発に従事するメンバーにもぜひ薦めたいですね。

また、多くの企業にとってコロナ禍に関わらず業務効率化、生産性向上が喫緊の課題となっていることは言うまでもありません。そのツールとしても、こうしたオンラインのスポットコンサルは新たな選択肢となるのではないでしょうか。

当社としても、技術開発の歩みを止めることなく新たなイノベーション創出で広く社会に貢献できるよう、今回のスポットコンサルのようなソリューションを上手に活用し、研究開発を推進していければと考えています。