活用事例
8カ国300名超を対象としたグローバル調査とスピーディーなレポーティングをビザスクで。一貫した調査支援が海外顧客への効果的なアピールの足掛かりになった。
株式会社NTTデータグループ
- 目的
- 業種
- 利用サービス
インタビューにご協力いただいた方
- 技術革新統括本部 品質保証部 グローバルプロジェクトアシュランス担当 豊嶋 淳史様、中村 英恵様
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- 課題
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- 品質保証の活動が顧客の満足度向上にどのように寄与しているか、社外へも広く情報発信していくことになった
- 業界動向や顧客の抱える課題を踏まえ、より顧客にメリットがある内容を加えてお届けしたい
- 情報発信の仕方も地域の特性に合わせてより効果的に変えていきたい
- 世界中の想定顧客に対して調査を行うが社内に調査実績がなく、傾向を把握するのに十分な回答の件数を得るのが難しい
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- アプローチ
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- 世界8か国、想定顧客の中でもITベンダーの選定に関わる300名超を対象にwebアンケート調査を実施
- 満足度に関わる品質項目の要素を中心に検討し、記述式の回答も含む10問に絞り込んだ
- 「ビザスクreport」も活用し、1週間ほどで分析からレポートを作成まで実施し、すべて英語でまとめた
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- 効果
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- どのような切り口やテーマで対外アピールをしていくべきかを検討する指針となった
- 品質という枠組みの中でまずどんな訴求を行うべきか絞り込むことができ、次のステップに進む足掛かりとなった
ご所属の部門の役割・業務について教えてください。
品質保証部は、プロジェクトや事業部の品質管理や品質保証に関わる取り組みを行う部署です。その中で私たちは、海外子会社と共に品質保証に関する活動を行っています。
今回「ビザスクexpert survey」と「ビザスクreport」をご利用いただきましたが、どのようなニーズや課題があったのでしょうか。
今までは、社内の様々な海外プロジェクトにおいて、品質保証に関するノウハウの収集・展開したり、問題が発生すれば幹部に報告したりと、社内向けの活動が中心でした。
今後は弊社の品質保証の活動がお客様の満足度向上にどのように寄与しているかを、社外へも広く情報発信していくことになりました。
実施にあたっては弊社の品質保証の活動そのものをお客様に知っていただくだけでなく、業界動向やお客様の抱える課題を踏まえ、よりお客様にメリットがある内容を加えてお届けしたいと考えていました。
また、弊社には、世界中に拠点があり、お客様がいらっしゃいます。「品質」といっても広い意味を持ちますから、日本と海外のお客様では価値観もITベンダーの選定基準も異なるかもしれませんし、アメリカやヨーロッパ、アジアといった地域によって特性があるかもしれません。お客様が何に価値があると考えていらっしゃるのかを把握できれば、情報発信の仕方も地域の特性に合わせてより効果的に変えています。
こうした背景から、世界中の想定顧客に対して調査を行うことにしましたが、社内に調査を行った実績がなく、傾向を把握するのに十分な回答の件数を得るのが難しいため、調査パートナーとしてビザスクさんに相談させていただきました。
「ビザスクexpert survey」における調査内容をご教示ください。
特定の地域に絞らずアメリカ/ドイツ/イギリス/イタリア/シンガポール/インド/スペイン/中国の世界8か国、想定顧客の中でもITベンダーの選定に関わる300名超の方を対象にwebアンケート調査を行いました。
質問項目については、「数あるITベンダーの中から何を基準に選定していくのか」「特に品質に関して最も考慮されている事項は何か」など、お客様の満足度に関わる品質項目の要素を中心に検討し、記述式の回答も含む10問に絞り込んでいきました。
「ビザスクexpert survey」をご利用いただいた感想をお聞かせください。
私たちは普段からアンケート調査を実施しているわけでないため、はじめはどのような切り口で質問項目を検討すべきか迷っていましたが、ビザスクの御担当者から積極的に質問項目提案をいただきサポートいただけたので大変進めやすくなり感謝しています。「そういう聞き方もあるのか」と感心しました。
また、世界各国の300名超の方から回収した調査結果データは固定のフォーマットで整理されていたので、クレンジングや分析作業がしやすくて助かりました。ビザスクさんと相談しながら追加した質問項目は層別分析の観点にも活用して、今回特に知りたかったことでもある、お客様が品質について重視する事項や価値観の傾向をつかむことができました。「ビザスクexpert survey」では記述式の質問項目を追加したのですが、回答内容は将来のお客様からの直接の声として貴重な情報が得られました。
「ビザスクexpert survey」の結果をもとに、調査代行サービスの「ビザスクreport」もご利用いただきました。ご感想はいかがですか。
素早くレポートを仕上げていただき大変助かりました。8カ国に調査を行ったため回答の言語もそれぞれ異なりましたが、それをすべて英語でまとめていただくことは大変な作業だったと思います。それを1週間ほどで、結論も分かりやすくまとめていただけ、大変参考になりました。
また、レポートの中には、私たちが思いもよらない切り口で各国の傾向をまとめていただいた新鮮な項目があり、調査だけでなくレポート作成まで一貫して依頼してよかったと感じました。
私たちの力だけでは、このような調査もレポーティングも行うことはできませんから、「ビザスクexpert survey」「ビザスクreport」共に非常に価値のあるサービスだと感じています。
ビザスクのサービスを活用された成果をお聞かせください。
どのような切り口やテーマで対外アピールをしていくべきかを検討する指針となりました。実際に各国のベンダー選定の意思決定に携わっている方々の傾向が見えたことは貴重な結果です。その中でも特に品質という枠組みの中で、まずどんな訴求を行うべきか絞り込むことができ、私たちが次のステップに進む足掛かりとなりました。
今後、ビザスクのサービスを使ってみたいシーンはありますか。
調査に基づいて情報発信する記事を作成し始めました。それが、私たちが想定している価値として受け止められているか、私たちが期待しているコンテンツになっているのかを、また同じ調査対象の方々に見ていただきたいと考えています。
調査を行う際、該当者が十分にいるかどうかが、調査パートナーを選定する大きな基準の一つです。ビザスクさんにはグローバルでも十分な数の回答者がいらっしゃいました。調査結果をもとに作成したものを、また同じ層の方に見てアドバイスをいただけることが、ビザスクさんのサービスを継続して使いたいと思う理由です。
ビザスクのサービスを、どのような課題を持つ人に勧めたいですか。
お客様が世界中にいらっしゃる中で、新しい商品やサービスのアピールなどを、どこから手を付けていいのかわからないという状態の方には、ぜひお勧めしたいですね。仮説を立ててしっかりと信頼できるところで調査を行い、その結果を検証することが、まず大事な一歩になると思います。
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