口腔ケアの新サービスづくりを目指すライオン。 エキスパートサーベイで得られた定性情報をもとに、深堀り質問を行うスポットコンサルへの移行で、ニーズ調査をより効率的に

スポットコンサルを通じて得た社外の知見を活かして、口臭ケアサポートアプリ「RePERO」の開発をされたライオン様。今回、初めてエキスパートサーベイをご利用いただきました。

エキスパートサーベイを利用された目的をお聞かせください。


現在、私たちは口臭ケアサポートアプリ「RePERO」を活用し従業員の口腔ケア対策をサポートする企業向けサービスを検討しております。そこで、企業内で従業員の口腔ケアの取り組み実態や課題、検討サービスについて幅広く意見を回収したいと考えていました。
今回はある程度幅広い意見やニーズを集めたかったので、事前アンケートで適切にスクリーニングした回答者を集められる点でエキスパートサーベイを採用しました。さらにエキスパートサーベイの結果を深堀するために、数名の方にスポットコンサルも実施しました。

【実施サーベイの概要】

対象：企業内で従業員向けの啓発活動に関わっており、かつ口腔ケア施策にも関心が高い方

内容：

・口腔ケア施策の取組み状況や課題感を把握するための設問

・検討中のサービス概要の説明を行い、評価・意見をヒアリングする設問

エキスパートサーベイの回答内容に対してはどんなご感想をお持ちですか。

率直に想像以上に良いアウトプットが得られたと思っています。特に、自由記述で寄せられた回答のボリュームには驚きました。多い方だと150文字程書いてくださっており、非常に具体的なコメントをいただけました。「どうして良いと思ったのか」「どのあたりに改善の余地があるのか」といった具体的で参考になる回答が得られたと思います。あれほど質の高いコメントを書いていただけることは、従来の定量調査ではありませんでした。

エキスパートサーベイを初めて利用してみて、期待値に対する満足度はいかがでしたか？

非常に満足しています。サーベイの段階でかなりご意見をいただいてからスポットコンサルに移行したので、アドバイザーの選定もスムーズでしたし、属性情報に加えサーベイへの回答というオリジナル情報があったため、個々のスポットコンサルの質問設計も組み立てやすかったですね。

対象とした部署ごとにどういったことを検討されているのか、課題は何なのかといったニーズの傾向がつかめ、それに対する打ち手を議論する上で参考になりました。

エキスパートサーベイを経てスポットコンサルをするメリットは何だと思われますか？

事前にエキスパートサーベイで意見をいただいていたので、スポットコンサルでの質問内容を細かく組み立てられた点が良かったです。サーベイのステップを経ることでアドバイザーに紐づけられる情報も深みが増したと思っています。経歴に加え、相手方が抱えている困り事といった具体的な課題感をこちらが把握した状態でしたので、よりクリアに仮説を立ててスポットコンサルに臨めました。弊社のサービスについても既にサーベイの際にインプット出来ていたので、効率的に一歩踏みこんだヒアリングができましたね。

当初、営業や商談、実証実験の中で想定顧客の意見を吸い上げられるのでは、と考えていましたが、顧客が抱える課題の深堀というところまではなかなか至りませんでした。今回のようにエキスパートサーベイ、スポットコンサルでヒアリングを行う方が課題を洗い出すには効果的だったと実感しています。

大規模な消費者調査をメインに使っていた企業にとってBtoBアンケートである、エキスパートサーベイの価値とは何だと思われますか。

エキスパートサーベイは従来経験した調査に比べ、パネルの情報を紐づけた状態でアウトプットをいただける点に価値があると思います。どういった立場からの回答なのかがBtoB調査においては非常に重要だと感じました。

事前スクリーニングでは回答者の属性情報だけでなく「施策」を行っている層 / 「施策」を検討している層 / 「施策」を検討していたが断念した層など、回答者側の経験の度合いや段階に応じて対象者選定や設問設計を行えたのも、価値を感じた点の一つです。また前述しましたが、ボリュームと質を兼ね備えた定性コメントにこうした属性情報が掛け合わさることで、より確かな示唆が得られることが価値だと思います。


我々にはBtoB調査の知見があまりありませんでしたので、回答者のスクリーニング、設問設計、アンケートに添える資料内容に至るまでビザスクから細かくアドバイスをもらえたのはありがたかったです。

全体を通じてより効率的な方法をご提案していただき、エキスパートサーベイで良質な成果を得て、それをスポットコンサルにつなげることができました。