1回の調査に留まらず社内のノウハウ蓄積に貢献　新規事業を一貫してサポートしてくれる調査代行を導入

ご所属部署の役割や業務内容を教えてください。
ビジネスイノベーション本部には、縦割りになっている組織に横串を通し、「1：新規事業をブースト」 「2：デジタルナレッジの蓄積と活用」「3：デジタルインフラの整備」という3つの役割があります。「1：新規事業をブースト」は、事業アイデアの種から芽を出す0→1、育てる1→10のフェーズを担っています。「2：デジタルナレッジの蓄積と活用」は、サブスクリプション、アジャイル開発など事業本部が単体でできないことを仕掛けていく役割があります。「3：デジタルインフラの整備」は、デジタルプラットフォーム構築と活用を指します。我々は、0→1のアイデアを考え、事業化に向けて市場調査、顧客ヒアリングといったマーケティングから、ビジネスモデルやマネタイズの検討、バリューチェーンの検討、アプリケーション開発を行っています。

今回の新規事業プロジェクトの概要や目的を教えてください。
注力すべき領域をいくつか分類して、それぞれのテーマで新規事業開発を進めていますが、今回はウェルネス・ウェルビーイング領域での事業を立ち上げることになりました。
具体的な事業のコンセプトは、筋肉の情報を見える化して身体能力の維持や強化に活用するというものです。筋肉に着目したのは、ヘルスケア・ウェルビーイング・人間拡張といった今まさに技術が進歩し注目を集めている3領域に資する重要な要素だからです。

ビザスクを利用したきっかけや背景はなんですか？
当社では顧客起点のサービス開発を重要視しているので、新規事業開発には想定顧客へのヒアリングが必須と考えていました。しかし、当社が持っている人脈や情報だけでは想定顧客へのリーチやアプローチが難しく、ビザスクを活用することにしました。

ビザスクをお選びいただいた理由とどのように活用したいと思われたかをお聞かせください。
ビザスクを選んだ理由は、ただインタビューなどの顧客調査ができるだけでなく、調査代行サービスの「ビザスクreport」を活用することで、調査を一貫してサポートしてもらえるのも魅力的でした。社内に新規事業立ち上げの知見があまりなく、人的リソースもノウハウも不足していました。そんな中、伴走支援する形で進めてもらえる「ビザスクreport」は有益でした。

加えて、我々は事業部の方針として”新規事業立ち上げに関するノウハウを事業部に蓄積し、社員が新しいビジネスにトライする際にサポートできる人材を育てたい”という思いを持っています。「ビザスクreport」はこの方針に非常に合致していたことも今回の利用に至った決め手です。
コンサルティング会社への依頼ですと、調査を丸ごと依頼することになるので、社員自身の調査経験や自社へのノウハウ蓄積にはなりません。一方ビザスクでは、調査設計の仕方や調査結果のまとめ方、社内の上層部の説得方法まで、プロと一緒に自社の社員が調査を進められるので、ノウハウを溜め人材を育成することにつなげることができます。

「ビザスクreport」の具体的なサポート内容を教えてください。
まず、私たち当社社員もアドバイザーへのインタビューに同席することでヒアリング時のノウハウを学びました。「ビザスクreport」はインタビュー自体もプロに全てお任せすることもできますが、「どんな聞き方をすればサービス開発に本当に役立つ情報を聞き出すことができるのか」というコツを学ぶため、今回は当社社員も同席しました。
また、調査のアウトプットであるレポート作成もプロにご支援いただきました。新規事業開発における調査は私たちにとって初めての試みでしたので、難しいと感じる部分はプロに依頼することができとても助かりましたし、このようなまとめ方をすれば良いのか、という学びにもなりました。

調査で得られた結果はどのような意思決定、成果につながりましたか？
今回の想定顧客へのヒアリングによって、ターゲット層が明確になりましたし、ターゲット顧客へどのようなサービス提供が刺さるのかが見えてきたことも成果です。今後は、もう少し調査対象のN数を増やしてサービスの重要性の確度を高めていく予定です。

「ビザスクreport」をご活用いただいた感想を教えてください。
仮説検証を進める中で、進捗が予定より押してしまうこともありましたが、調査代行のプロとの打ち合わせ頻度を増やしていただくなど柔軟にご対応いただけたため無事納期に間に合わすことができました。
また、ビザスクの有する知見データベースの豊富さも印象的でした。ターゲット層をかなり狭めて調査をスタートさせたのですが、それでも要件としておいていたニッチな領域のアドバイザーを探し出してきていただけ効果的なインタビューを実施できました。
さらに、ビザスクはサービスの種類が豊富なため、定性的なインタビューと定量的なwebアンケート調査、そして調査代行の全てを一気通貫でお願いできる点もメリットだと感じます。様々な調査を別会社に依頼すると手間がかかりますし、プロジェクトのことをよく理解してくれている一つの会社にお願いできる方が安心感があります。