活用事例
「ビザスクproject」で得た一次情報が、事業開発の道筋を照らす足がかりとなった理由
利用したサービス
ビザスクproject
「ビザスクproject」は、世界190カ国、80万人超のエキスパート(2026年3月時点)の知見を活用し、コンサルタントが課題解決に向けてオーダーメイドで支援するコンサルティングサービスです。
概要
エキスパート:GPUをSaaS形態で活用する実務者や技術領域の有識者
依頼内容:GPUの具体的なユースケース調査
実施施策:ビザスクprojectで、市場のGPUニーズと事業の方向性を検証
こんな方におすすめ
・二次情報の限界を感じ、現場の一次情報を集めたい事業開発担当者
・自社に知見のない先端技術領域で新規事業を立ち上げたい責任者
・確実なエビデンスを基に、社内の意思決定を迅速に推進したい担当者
会社情報
株式会社オプテージは、独自の光ファイバーネットワークを基盤に、情報通信事業や独自のソリューションを展開する企業です。今回は、AI全般の可能性を模索し、事業開発を牽引された森様(当時の所属:ソリューション推進本部 ソリューション事業戦略部 ソリューション事業企画チーム、現在は新設のAXソリューション部 AXソリューション推進チームに所属)に、GPUのユースケース特定に向けた、ビザスクprojectの活用背景とその成果について伺いました。
二次情報の限界に直面。GPUの実態を探る
Q. GPUのユースケース探索において、どのような課題がありましたか?
当時、私たちのチームは、生成AIの爆発的な普及を背景に、上流のアプリケーションから下流のインフラまで、AI領域全般で何が実現可能なのかを網羅的に検討し、事業開発へつなげるミッションを担っていました。その一環として、GPU、とりわけ「推論」用途における具体的な活用実態を把握する必要性が高まっていました。私たちが本当に見極めたかったのは、今後AI事業をどの方向へ進めるべきかという事業戦略上の判断軸と、その事業が自社で保有するネットワークやデータセンターとどの程度親和性を持つのかという2つの観点です。そのためにはまず、GPUが実務の現場でどのように使われているのかを正確に把握することが、これらの判断を下す上での前提条件でした。
しかし、デスクトップ調査を進める中で把握できたのは、あくまで一般的な事例や市場動向にとどまりました。実務の現場における具体的な課題や利用シーンまで踏み込んで把握するには限界があり、どれだけデスクリサーチを重ねても、その先の実態は見えてきませんでした。実際にGPUを実務で活用している人々の生の声、つまり一次情報を直接取りにいかなければ、AI事業の方向性を設計することはできない――私たちはそうした強い課題感を抱いていました。

顧問営業とコンサルティングの「いいとこ取り」。能動的な調査ニーズに刺さったビザスクproject
Q. 多くの調査手法やコンサルティングサービスがある中で、なぜビザスクprojectを選ばれたのでしょうか?
GPUの具体的な使われ方を明らかにするにあたり、当初は複数のアプローチを検討しました。
例えば、特定の領域に広い人脈を持つ「顧問」を迎え、そのネットワークを通じて実務者へのヒアリングや紹介を受ける支援サービスです。このアプローチは、将来的に顧客となり得る企業と関係性を築く目的であれば非常に有効です。しかし、当時の私たちは具体的な販売プロダクトを持っておらず、あくまで市場のニッチなニーズをフラットに吸収したいという調査段階でした。そのため、自社で多大なリソースを割くことなく、より深い一次情報へ効率的にアクセスできる手法を探していました。そこで、社内の他部署で利用実績があったビザスクに相談しました。私たちの「実態を明らかにしていく調査ニーズ」には、戦略策定から実行までを一気通貫で伴走するコンサルティング型の「ビザスクproject」が合致すると判断し、活用を決めました。あらかじめ調査手法を固定するのではなく、対話を重ねながら目的に応じて最適な調査設計を組み立てていけるビザスクprojectのアプローチが、私たちの進め方に最も適していると感じたのです。
Q. 「ビザスクproject」のどのような点に自社の課題との合致や魅力を感じられたのでしょうか?
「ビザスクproject」の大きな魅力は、各プロフェッショナルサービスの優れた機能の「いいとこ取り」ができる点でした。
一般的な大手コンサルティングファームは、マクロな市場動向の分析や海外事例の調査、体系的なエビデンスの構築において圧倒的な専門性を発揮します。一方で、私たちが今回重視していたのは、国内で実際にLLMを用いたSaaSを展開している事業者を直接探し出し、生の声を聞くというアプローチでした。ビザスクprojectは、データベースの機動力を活かした知見者へのアクセス力と、プロによる調査設計のノウハウを同時に提供してくれる点で絶妙な立ち位置にありました。自社メンバーのみでインタビューを設計・実施しようとすると、リソースの負担だけでなく、ヒアリングスキルによる情報のバラつきや、既存の先入観による心理的バイアスが影響する懸念がありました。その点、調査の目的を共有するだけで、最適な有識者の選定からインタビュー、示唆の抽出までを専門家の視点を交えて柔軟に推進してもらえるビザスクprojectは、私たちの課題に完全に合致していました。
目的に合わせた一次情報の抽出。ビザスク専任チームとエキスパートの伴走で高い解像度の仮説検証を実現
Q. 具体的に「ビザスクproject」をどのように活用し、プロジェクトを進められたのでしょうか?
約3ヶ月間の取り組みの中で、ビザスクのコンサルタントと、コンサルタントによって選定された技術領域のエキスパートにご参画いただき、プロジェクトを進めました。この体制による介在価値は非常に高かったと感じています。
まず、ビザスクのコンサルタントの方は私たちの複雑な事業文脈や「本当に知りたい想い」をしっかりと咀嚼し、それをエキスパートへ正確にトランスレートする役割を担ってくれました。この事前の意思疎通がスムーズだったおかげで、調査の方向性がブレることはありませんでした。
そして、実務知識が豊富なエキスパートの方は、私たちが事前に設定していた質問項目を満たすだけでなく、さらにその一歩先のアクションにつながるような深いヒアリングを現場の事業者に対して実施してくださいました。私たちはインタビューの場に同席はしたものの、自ら質問を挟む必要がないほど、絶妙なバランス感覚で現場の本音を抽出していただきました。このように、ビザスクが持つプロジェクト推進スキルとエキスパートの高い専門知識が掛け合わさることで、単なるデータ収集にとどまらない、非常に解像度の高い一次情報を集める体制を構築することができました。
ビザスクprojectのご紹介
調査/新規事業/戦略策定の、進め方の設計から検討・アウトプットまで必要な部分をご支援
・ビザスクのエキスパートDBや蓄積したナレッジを活用し、最適なご支援内容をオーダーメイド
・ビザスクのアセットを活用したコンサルティングサービス

客観的なエビデンスが合意形成を加速。現場の一次情報でAI事業を前進させる
Q. ビザスクprojectの活用によって、どのような具体的な成果や社内の変化が得られましたか?
最大の成果は、確固たるエビデンスに基づき、事業の方向性を明確に定めることができたことです。
関係者が多い新規事業では、様々な立場からの意見が交錯し、意思決定が難しくなる場面が少なくありません。今回のプロジェクトでも、AI事業の方向性をどう定めるかについて様々な意見や想いがありましたが、調査結果をもとに共通の判断材料を持てたことで、感覚や経験ではなく客観的な事実に基づいた議論ができるようになりました。その土台となったのが、ビザスクprojectの調査結果です。ビザスクのコンサルタントによる緻密な伴走支援に加え、技術領域のエキスパートが実際の現場から収集した質の高い一次情報と、それらを体系的に整理した客観的なレポートによって、私たちが抱いていた仮説を明確に検証することができました。
調査結果は当初描いていたシナリオとは異なる側面も含んでいましたが、現場の一次情報と専門的なエビデンスが一体となって提示されたことで、その結果をプロジェクトメンバー全体が納得感を持って受け止めることができました。
そして、説得力のある第三者の客観的な視点と現場の実態に根ざした一次情報があったからこそ、GPU領域におけるAI事業の検討を着実に前進させることができました。ビザスクを活用したことで、単に調査結果を得られたのではなく、社内の合意形成を図りながら事業検討のスピードを高められたことが、最も大きな成果だったと考えています。

エビデンスから実践へ。現場ニーズを具現化する「インフラとアプリの融合
Q. 今後の展開や事業の展望について教えてください。
今回の調査でGPU活用の現場ニーズや実態を具体的に把握できたことは大きな収穫でした。現在はビザスクprojectで得られた知見を起点に、事業戦略やサービス設計の具体化を進めています。今後は、この現場発の知見を新たなサービス開発に活かし、拡大する生成AI市場で確固たるポジションを築くことを目指します。そして、社内外のニーズに応えるサービスやアプリケーションの最適な組み合わせを模索してまいります。現場の一次情報は、私たちの進むべき方向性を示す羅針盤です。これからもこれを大切にしながら、企業が生成AIを真に活用できる「インフラとアプリケーションの融合」を追求し、社会へ新たな価値を提供していきます。















