高精度な市場調査がニーズ検証、価格決定に役立った！インフルエンサー・ブランド・消費者、三方よしのセレクト型コマースプラットフォームを提供開始

株式会社NTTデータ (以下NTTデータ) 様は、新規サービス「Lectit」を立ち上げるための市場調査を実施される際、ビザスクのアンケート調査サービス「ビザスクexpert survey」を活用されました。
2024年1月、弊社主催セミナーにて、事業立ち上げを担当されたNTTデータ 法人C&M事業本部 ABS推進室 サービスデザイナー 樋口様にご講演いただきました。
本記事では、その内容から抜粋して市場調査におけるビザスク活用事例をご紹介します。

 新規サービス「Lectit」について教えてください。

クリエイターを中心に、消費者とブランドをつなぐセレクト型コマースプラットフォームです。ショップ運営者であるクリエイターが認知媒体ではなくコマースの主体となり、国内有名ブランドの商品を横断して紹介・販売をするセレクトショップをオンライン上で運営することができます。
これまではInstagramやYouTubeなどで活躍するいわゆるインフルエンサーがブランドがPRしたい商品について依頼を受けて紹介する案件は多くありましたが、本サービスはインフルエンサー自身が良いと思ったものをクリエイターとして紹介・販売できる点が他のサービスにない新しい点です。

クリエイターは自分の好きなものを紹介でき、ブランドは自ら相性の良いインフルエンサーを探す手間が省け費用効果もわかりやすく、消費者は数多くの商品の中から自分の好みや体型に合ったものに出会いやすい、どの立場も三方良しのサービスを目指しています。

「Lectit」の詳細はこちら：https://www.instagram.com/lectit_selectshop/

当時、どのような課題をお持ちでしたか。

一点目は市場機会の見極めです。事前にユーザー調査を行い、消費者には受け入れられるサービスだとわかってきました。加えて、ブランド数社に対してヒアリングを行い、コンセプトや課題には共感していただけました。しかし、ヒアリング数が足りておらず、より明確にニーズ検証と課題の特定を行う必要性を感じていました。

二点目は価格設定の妥当性です。ブランドからクリエイターに成果報酬を支払うにあたって、どの程度の料率であれば受け入れられるのか両者の価格の均衡点を探る必要がありました。

今回「ビザスクexpert survey」をご活用いただいた理由を教えてください。

ブランドに対して市場調査を実施するにあたり、アンケートの回答件数に重要性を感じており、「ビザスクexpert survey」では傾向を把握するために十分な回答件数を収集できると考えました。
また、回答者の経歴・役職や過去の対応実績、案件に対して経験や知見があるかどうかに加え、「意思決定者であるかどうか」のような細かい条件に対しても、事前スクリーニングによって高い精度で回答者を絞り込める点も決め手の一つとなりました。
さらに、時間がない中で調査を進めるにあたって、迅速に回答を集めることができるスピード感も非常に魅力的に感じました。

「ビザスクexpert survey」における調査内容及び結果についてお聞かせください。

ブランドにてインフルエンサーマーケティングの経験のある40名のエキスパートへアンケート調査を行いました。

その結果、約7割の回答者から価格も踏まえて本サービスに対して好意的な回答を得ることができました。
一方で、記述回答を通して、新規サービスへの不安から「成果が見えるまでは価格を抑えてほしい」のような意見など、新たな気付きを得ることができました。

「ビザスクexpert survey」で得た気付きをどのように活かされましたか。

ニーズ調査・価格妥当性調査を元に、サービス開始時のプライシングを決定し、事業計画の策定やKPI設計の見直しにも繋がりました。

また、これらの調査結果を踏まえて、各ブランドに対してサービスローンチ時に一緒に取り組んでもらえないかとアプローチを開始しました。多くの回答者の声やデータを反映することで、提案先の納得感も高く、これらをきっかけに2023年4月のサービスローンチにあたっては多くブランドに参加いただくことができました。

今回「ビザスク expert survey」を活用して調査を実施された感想をお聞かせください。

依頼から回答の獲得まで1ヶ月という短期間でしたが、適切な知見を持った十分な回答者数を集めることができ、質・量共に満足のいく結果を得ることができました。

また、結果だけでなく、調査の過程である事前スクリーニングの段階からアドバイスや丁寧なサポートをしていただき、精度の高いアンケートを実施することができたこともよかったです。