ビザスク

ビザスク

株式会社NTTデータ

インプットに加えアウトプットもできる新規事業オンラインプログラムを社内研修に活用。プログラム参加者が、イノベーション組織を活性化させる役割も

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インタビューにご協力いただいた方

第二公共事業本部 企画部 デジタル&グローバルビジネス推進担当 野上 惟史様
ヘルスケア事業部 第一統括部 健康ソリューション担当 福士 裕稀様

部門のミッションと役割について教えてください。
野上様:第二公共事業本部は、公共系のミッションクリティカルな社会基盤の提供を通して、広く社会に貢献する事業活動を行っています。
「健康長寿社会と安心安全な暮らしの実現にITで貢献する」というビジョンを掲げ、人々の暮らしや生活に密接に関わる年金・労働・ヘルスケア等の社会保障分野におけるITサービスの提供に取り組んでいます。

新規事業開発に、お二人はどのように関わっているのですか?
野上様:目下、当社に対してお客様からのデジタル技術活用への期待が急速に高まっています。そういったご期待に応えるために、トラディショナルな領域に対するデジタル化や、ヘルスケア領域を中心とした新たなデジタルサービス・ソリューションの創出に、事業本部全体で取り組んでいるところです。
NTTデータの中でも、新規サービス創出活動が盛んな部署はありますが、第二公共事業本部は主にトラディショナルな領域を対象としているため、新規事業に関わった経験があるのは、一握りの社員にすぎません。私は企画部の立場から、より多くの社員に新規事業開発の経験をしてもらうべく、研修プログラム等のアサインを進めています。

福士様:私はヘルスケア事業部で、Health Data Bank®(ヘルスデータバンク)という従業員の健康管理をする法人向けサービスの開発を担当しています。2002年から20年近くサービスを提供する中で、すでに約2000社・400万人の従業員の方々にご利用いただいており、健康診断やストレスチェックなどの膨大なデータが蓄積されてきました。
そのデータを利活用して、新たなビジネスを展開しようという動きが出てきており、私はその開発に携わっています。

ビザスクの新規事業プログラムを導入した背景をお聞かせください。
野上様:先ほど述べた課題感から、新規事業開発の動きを加速させるべく、積極的に研修の導入を進めていました。その中でもビザスクのプログラムはインプットに加えアウトプットを実践するプログラム構成であること、またコロナ禍においてオンライン完結でご提供いただけることに、大きな魅力を感じたのです。

参加者は挙手制で募り、5名1チームで5チーム合計25名が集まりました。新規事業開発を手掛けてこられた方々から研修やメンタリングを受けることで、その熱量をしっかりと感じてもらうことはもちろん、参加者が学んだ新規事業開発のエッセンスをそれぞれの部署に還元することで、組織全体の空気も変えていきたいという狙いもありました。

福士さんは、どのような期待感をもって今回のプログラムにご参加されたのでしょうか。
福士様:新規サービス開発の担当者となったものの、私自身はこれまでそのような経験がなく、方法論やフレームワークの知識が十分ではありませんでした。ビザスクのプログラムに参加することで、基礎的なことから新規事業について体系的に学びアウトプットの経験も積みたいと考え、参加しました。

プログラムは6回のインプット研修、メンタリング、そしてスポットコンサル活用による仮説検証で構成されています。まずインプット研修について感想を聞かせてください。
福士様:非常に学びがありました。以前は、テクノロジーをサービスにどう落とし込むかという、プロダクトアウト的な固定観念が強く悪戦苦闘していたのです。 この研修を受けて、顧客視点でサービスを創ることこそ、あるべき姿だと再認識できました。
野上も導入目的として話していましたが、研修、メンタリングを通じて新規事業創出を手掛ける様々な方と接する中で、熱量の大きさを感じました。一方で、周囲を説得するためには熱量だけで走るのではなく、冷静沈着に進めるバランスの良さが必要だという気づきもありました。

メンタリングについては、いかがでしたか?
福士様:メンターの方の引き出しの多さに驚きました。質問をすると、「こういうサービスは中国にある」「これは飲食業界で流行している」など、すぐさま答えてくださるのです。新規事業開発においては特に、アンテナを張り巡らせることが重要だと実感しました。

また、相手の意見を傾聴する姿勢にも感銘を受けました。私たちのアイデアに対して、真っ向から否定するのではなく、一度しっかりと肯定し「こういう要素を加えてみたらどうか」「もう少し違う観点があったらどうか」など、的確なアドバイスを授けてくださり、非常に励みになりました。
すぐに答えを出すのは難しい課題に対して、一緒になって悩んでいただき、ざっくばらんにアイデアをお話しできたことも良かったです。

スポットコンサルは、どのように利用されたのでしょうか。
福士様:プログラムの中で、本業務の担当領域とは異なるショッピングに関するビジネスプランを検討しました。そこで、スポットコンサルでは、商業施設を運営する複数の企業の方にインタビューを行いました。
実際にお話を伺ってみて、ITの観点で一見非効率に見えることにも、実はそこに企業独自のサービスポリシーや、顧客に対する想いが込められているのだという発見がありました。確固たる信念のもとに尖ったサービスを構築し、それでも利用してくださるお客様を大切にすることの重要性を感じられました。
表面的な調査では分からないことも、経験者へのリアルなインタビューだからこそクリアに見えてきた、いい例だったと思います。



3カ月を通してどのような学びや苦労がありましたか?
福士様:インプット研修とメンタリングのサイクルを回し、実際に想定顧客にインタビューするという一連の流れが経験できたことは、非常にいい機会でした。ここで得たノウハウや知識を社内に持ち帰り、現場で活かしていきたいと思います。
色々な学びの中で、特に大きかったのは顧客設定です。以前は多くのお客様を取り込もうとして、広く浅く万人に受けるサービスを考えようとしていました。
しかしプログラムを通して、「お金を払ってでも使いたいという熱烈なファンをいかに早くつかむか」という、まったく逆の視点が重要なのだと気付かされました。そのためのサービス設計のプロセスも学ぶことができたので、現場で活かしてブラッシュアップしていきたいです。
苦労したことは、初対面のチームメンバーばかりの中、オンラインで意見をまとめていかねばならなかったことです。ただ、オンラインツールを使いながら率直な意見を交換するうちに、チーム内でのコミュニケーションが円滑になってきたと思います。

事務局の野上さんから見て、参加者の方々の変化はいかがでしたか?
野上様:今回のプログラムで体系的に新規事業について学ぶことで、自分たちがこれまで個々に取り組んできたことが整理でき、自信につながったのではないでしょうか。また、事業部混合の複数チームで参加し、、チーム内外でお互いに刺激を与えている場面も見受けられ、組織全体の空気づくりにも寄与したと思います。

スポットコンサルでは、生の声を聞くことで、「自分たちだけで悩むより、まずはアイデアをぶつけてみよう」と、スピード感を持って仮説検証のサイクルを回す大切さを身に付けられたと思います。私たちが担当する公共分野は、事業の特性上どうしても「しっかり作りこんでからお客様に持っていかねばならない」というマインドがあります。
プログラムの様子を見て、お客様も巻き込んで新規の案件を創ることこそ、これからの時代に必要なのだと、実感しました。メンターの方々にも適切なタイミングでフォローに入っていただけたと思います。

他のチームも含め、参加者の方々からのご感想はいかがでしたか。
野上様:プログラム終了後にアンケートを実施したところ、非常に好評でした。具体的には、「新規事業の進め方が分からないという課題に対して、クリアなプロセスをインプット研修で得られた」、「メンタリングやスポットコンサルを通して実際にプランを進める中で、どこが山場なのか感覚を掴めて有意義だった」といった声がありました。他の社員にもぜひ勧めたいという意見も多かったですね。

こうした声を受けて、ビザスクに改めてセミナー形式でインプット研修の再講演をお願いしました。これには今回のプログラムに参加していない社員約80名が参加し、大きな反響がありました。

今後、どのようにビザスクを活用していきたいですか。
野上様:参加者からの声としては今後もメンタリングを受けたいという希望や、スポットコンサルを活用したいという要望が寄せられています。事務局としても、継続して研修でのサービス活用をさせていただきたいと考えており、年内にはプログラムのコンテンツにもあったプロトタイピングについての実践研修を予定しているところです。
今後もビザスクの力をお借りしながら新規事業開発を推進していきたいと考えています。