活用事例

ビジネス経験者へのヒアリングが、サービスのベネフィット向上へのヒントと有効な仮説検証になった!

株式会社リフカム

目的
業種
利用サービス

インタビューにご協力いただいた方

  • 事業開発部 部長 深谷 彰太 様

課題

・自社サービスのベネフィット向上に向けたソリューション開発に向けて仮説検証をしたい

実施内容

・自社でコネクションがない事業会社の人事経験者に、採用時~採用した後の教育等、困っていることについてヒアリング

結果

・検索でターゲットイメージにぴったりなアドバイザーを見つけ、事前のすり合わせもスムーズに進み、2日後には実施が決定

・知り得なかった他企業の採用カルチャーや現場の情報収集、大きなテーマでの議論もでき、有効な仮説検証になった

ー事業概要についてお聞かせください

わたしたちは、リファラル採用の現状を見える化し、共にカイゼンする伴走型サービスRefcomeと、社員全員参加型のリファラル採用を支えるプラットフォーム「Refcome Teams」の2つのSaaSを運営する企業です。

そのなかで私はカスタマーサクセスとして、サービスをご契約いただいた企業様に、友人紹介やリファラル採用を活性化するためのシステム導入支援から、リファラル採用の制度設計や周知をどうしていくべきかといったコンサルティングまでをやっています。

 

ービザスクを利用された背景を教えてください

去年の秋頃に、弊社CEO、CXOと事業開発に関するMTGをやるなかで1つの課題が挙がりました。具体的には、現在リファラル採用を実践しているSaaSでは、リファラルの数値を可視化したり効率化したりといったところまではある程度できているけれど、リファラルをやりたいという人を増やすというところがまだちょっと弱いのではという内容です。

そこで新たなアプローチを考えるときに、「リファラル採用という文脈だけじゃなくて採用したあとの教育、いわゆる社員のオンボーディングの段階も含めていろんな方からお話を聞きインサイトを得たい」ということになり、ビザスクを利用しました。

まずは人事の方が採用時~実際に採用した後にどのようなことに困っているのかなどの課題を把握したうえで、ソリューションをあてにいこうと考えていました。仮説はある程度あったものの、まず課題感を把握するためにビザスクを試してみたという背景です。

ーどのようにスポットコンサルを進められましたか?

採用に強く、働く社員の満足度も高いイメージをもっていた企業がいくつかあったので、アドバイザー検索ではそういう企業名を軸に探しました。対象としては、採用コンサルのような方も良さそうだとは思いつつ、やはり事業会社で人事をされている方のほうが経験談として深いお話を聞けるのではないかという想定もあったので、ちょうどIT系の大手事業会社の人事の方が見つかって、すぐにメッセージを送りました。

メッセージを送ってすぐに、アドバイザーの方が依頼の意図・言葉の定義の確認、依頼内容に対して答えられる部分とそうでない部分について詳細に返信をしてくださったので、依頼させていただくかの判断がすぐにつきました。

実施したのはその方1名でしたが、当日のヒアリングも満足しました。冒頭の10分くらいで、「今日何を得たら一番価値がありそうですか?」「どういう情報を提供したらよいですか?」と確認してくださいました。特に事前のアジェンダ共有等はしませんでしたが、聞きたいことは全部僕のほうで準備していたので順番に質問していきました。

ー最初に指名相談を送られた方と見事ご実施に至っていらっしゃいますよね。何か工夫された点はありますか?

工夫した点としては、聞きたいことが漠然としている状態ではあまり価値のあるヒアリングができないように思ったので、課題感を深く掘り下げ、聞きたいことをクリアにしてから臨みました。事前に聞きたいことをはっきりさせておけばヒアリングを無駄なく進められると思います。あとは先程お伝えしたように、「オンボーディング」の定義の確認など依頼内容に対する双方の認識を事前のメッセージでしっかりとすり合わせられていたのが、スムーズに進んだ要因かと思います。前提としての言葉の認識がズレていると、いざ始まったときにまず定義の確認からしないといけないので、そこは重要だと感じましたね。

ーお使いいただいた感想はいかがでしたか?

アドバイザーの方は事前相談時も丁寧でしたが、当日もホワイトボードに書きながら明瞭に説明してくださいました。1時間半の中で、最初は採用への考え方やオンボーディングで工夫されていることについてヒアリングしていき、途中からはアドバイザーの方のご経験に基づいて、”リファラル採用とはどうあるべきか”というような大きなテーマで、結構熱い議論を交わした記憶があります。「そもそも企業のカルチャーが重要で、そのカルチャーに則った採用ができていればリファラル採用も自然に起きるはずだ」というような。採用やオンボーディングだけではなくて、もう1個上段の部分もお話しできた感覚がありました。

ーそれまでの情報収集方法と比較していかがでしたか?

もとは、自分たちのサービスのユーザーの方や代表の知り合いといった人脈で情報収集をしていたのですが、そうなるとSaaSやHRTechといった領域が多かったんです。自分の友人となると、採用~定着までの全体を見ている人はあまりいなくて、人事・採用業務の一部とか、面接だけ・教育だけということが多くて。幅広い領域を見ていて、自分達が関わる機会のないような方だと、ほぼ接触する機会がなかったです。

そこでビザスクを利用したところ、最初のメッセージを送って2日後には実施が決まったのでスピード感は申し分なかったです。なるべく早く仮説を検証したいという理由から外部のサービスを使ったというのもあり、期待以上だったと思います。

実施する前は「こういうことをやっていました」という単純な情報共有のようなものかと想像していたのですが、人事業務の現場経験に基づいて丁寧に教えてくださったので、開発するサービスの運用イメージまでわいてきたりして、価値ある情報を得ることができました。現在、学生にヒアリングする際など他社のクラウドサービスを使っていますが、ビジネス経験者の話を聞くならビザスクが良いなと思いました。

 

ースタートアップや、HRTech領域でビザスクをおすすめできる点はありますか?

スタートアップ界隈の人事の方は僕達のサービスのユーザーですしつながりもあるのですが、例えば「働きがいのある会社ランキング」で上位に挙がるような”採用強者”といえる企業の人事の方にはヒアリングが難しいという事情がありました。

僕達のようなHRTech系のスタートアップの場合、取引させていただいている企業様の規模感やフェーズが似通っている面があると思うのですが、そこで既存の領域以外に新しく事業展開したいとき、ビザスクのようなサービスは自分たちの仮説検証に使えるのではないかと。

あとは、やはり企業対企業というより人が1対1で話す分、困っていることに寄り添ってもらえているような、フランクなやり取りができた感覚があります。僕達が営業の一貫として教えて下さいっていうのと、今回のように正式な依頼としてお願いするのだと、教えてもらえる深さなどが違うのではないかと。仮説検証や事前調査として切り分けて実施する際のヒアリング方法としておすすめですね。

ー今後のご活用予定について

新プロダクトの検討など、事業開発を引き続き進めていきます。やはりコロナの影響で状況は変わっていて、事業展開先を再検討していたりします。

また、今僕達はリファラル採用のみの領域から卒業しようと思っていて、クライアントの事業運営までカバーできるサービスを目指して動いています。採用が止まると使わなくなってしまうプロダクトだと定着せず、アクティブユーザーも減っていってしまうので。そのときに、これまでのターゲットは採用担当者でしたがいわゆる運営者や営業の方などがターゲットとなるので、そういった新規ターゲットの方達に新たな事業の検証や顧客開拓方法についてのアドバイスをお願いするようになるかもしれません。

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