ビザスク

ビザスク

アイシン精機株式会社

シーズ起点からたった3ヶ月で事業企画の立案を実現。業務プロセスにも変革を与えた新規事業プログラムとは

  • ビザスクproject
  • 製造・メーカー
  • 社内事業提案制度

インタビューにご協力いただいた方

先進技術開発部 企画グループ

鈴木 信太郎様 末次 恵久様 藤岡 英二様

背景

自社が保有する技術の新しい用途を探索しようとしていたが、なかなか顧客ニーズを掴むことができず、事業性を担保する企画の作り方も分からず新規事業開発に大きな課題を抱えていた。

実施内容

ビザスクが提供する新規事業支援プログラムを通じて、スポットコンサルを活用した顧客ニーズの探り方から事業企画の作成方法などを3ヶ月間で学び、取り組んだ。

成果

新規事業開発におけるプロセスを習得し、部内の業務プロセスも大きく変化。3ヶ月で事業提案まで仕上げられたことで、事業企画のブラッシュアップをより短い期間で行えるようになった。

貴社の事業内容について教えてください

鈴木:自動車部品の設計、製造、販売を主な事業としています。その中で先進技術開発部は「自動車向けの新製品や既存製品の競争力を高めることに繋がる要素技術の開発」をミッションとし、取り組んでいます。

ビザスクを利用された背景を教えてください

鈴木:先進技術開発部として、商品開発部門のニーズを引き出し新たな技術を紹介することが役割の1つなのですが、面白いと思う技術を紹介してもなかなか形にならずに会社の利益に貢献できないのが課題でした。

そこで自分たち自身でも技術の出口を考えてみようと思ったのですが、保有する技術の使い道をどのように探せばよいのか、また事業性を担保するには何を検討すべきかが全く分かりませんでした。

そんな中、ビザスクから「スポットコンサル」や新規事業開発のためのレクチャー、メンタリングなどを組み合わせて事業企画の作り方までを教えてもらえるプログラム(※)を提案いただいたので、今回はそのプログラムを導入させていただきました。

※計6回の集合セッションとスポットコンサル、メンタリングを組み合わせて、事業企画を立案するまでを包括的に支援するプログラム。今回は技術の用途探索を行える「ビザスクweb展示会」をプログラム開始に先立って実施することで、検証する用途ニーズの方向性を効率的に抽出。

プログラムに期待したことは何ですか?

鈴木:私が取り組んでいたテーマは、ある程度技術が出来上がっていたものの、その技術が何に使えるのかがまだ分からなかったため、「技術の活用先を探す方法」と活用先を見つけた後の「事業化の検討方法」について教えていただくことを期待していました。

藤岡:私のテーマはまだ技術的にはできておらず、アイデア創出の段階から始めたのですが、そのアイデアが世の中に必要とされているかどうかが分からなかったので、本当に困っている人たちのニーズの有無を聞いてみたいと思い、そこを深堀りしていくことに期待をしていました。

プログラムを通じて企画はどのように変化していきましたか?

鈴木:自分たちが保有する技術の価値について、自分たちが思っていたのとは全く異なる目線で大事な気づきを得ることができました。特に「web展示会」と「スポットコンサル」を通じて潜在顧客の生の声を得ることで、そこに気づくことができたので考え方も変わっていきました。今後もユーザーの声を聞きながらブラッシュアップしていきたいと思います。

藤岡:「スポットコンサル」をきっかけに最初のアイデアからは大きく変わっていきました。最初のアイデアについてその道の方に聞いてみると、現時点で達成不可能なレベルのことが実現できないとそもそも彼らのニーズには応えられないということが分かり、そこから企画内容を修正していきました。検証したことにより、最終的に上層部への報告時点では当初と全く異なるプランになりましたが、評価もよく、今後より検証を進めていくことになりました。

スポットコンサルやレクチャーを体験されてみた感想を教えてください

鈴木:スポットコンサルは現場の方と経営層の方と両方に実施しました。現場が課題だと感じていても、事業への影響度の有無をもって製品の導入を判断されるということが役職者へのインタビューを通じて初めて分かったので、そのあたりに難しさを感じました。

インタビュー自体は経験がなかったのですが、プログラムの中で教えていただいた「インタビューの組み立て方」が非常に参考になりました。プログラムの前半で設問の組み立て方について教わり、それを踏まえてスポットコンサルの準備をしたことで、欲しい情報を上手く得ることができるようになったと思っています。

藤岡:私もWEBインタビュー中心で不慣れな点もありましたが、レクチャーがあったのと無かったのでは全然違ったと思います。また、レベルの高いエキスパートの方々が登録されているイメージを持ちました。

保有する技術やアイデアと顧客ニーズと合致させることの難しさはありましたか?

鈴木:自分たちの技術にこだわりすぎて、課題解決ではなく、既にある技術を無理やり使おうと考えがちでしたが、そうした中でも、今回のプログラムでは簡易的なパンフレットを用意して話を聞くだけでも価値があるということを学び、実際にプログラム終了後にパンフレットを持参して一度飛び込みで話を聞きにいってみたのですが、そこでの感触はとても良かったです。

元々考えていた価値とマッチする市場を選ばないといけないということと、マッチさせるためには自分たちの提供する価値の本質を見極めることが大切だと感じました。

今後どういった形でビザスクを利用していきたいですか?

鈴木:プログラムを通じて事業企画提案に向けたプロセスについて理解・経験することができ、また「web展示会」や「スポットコンサル」を利用すべきタイミングを知ることができたので、今後もこの経験をもとに場面に合わせて使っていきたいです。

藤岡:アイデアが、世の中に必要とされているかを聞きにいくために「スポットコンサル」などを利用しましたが、インタビューから得られる情報量を自分たちだけで手に入れようとするととても苦労すると思います。世の中で技術シーズとニーズをマッチングさせるところに効率の悪さがあると思っているのですが、ビザスクはその無駄を格段に削減することができるサービスだという印象を持ちました。今後顧客向けに広告やプロトタイプを持ってインタビューする際にも、スポットコンサルなどを活用していくと思います。

新規事業開発に取り組む上で、どのような工夫が必要だと感じていますか?

鈴木:自分たち自身が、本質的に提供できる価値は何なのかを考えるのに時間を掛けることが必要だと思っています。そしてあるビジネスで上手くいったとしても、他の領域でも提供できるのかという目線がないとビジネスは縮小していってしまうので、価値の汎用性について考えていくべきかと思います。

どのような企業にビザスクの新規事業支援プログラムの導入をおすすめしますか?

鈴木:我々に限らず、大企業病に陥っている企業はみんな取り組むといいのではないかと思います。ビザスクのプログラムでは、レクチャーだけではなく、メンターが知らないことをサポートしてくれながら、然るべき人にインタビューを行っていくことができます。短期間でプロセスを学びながら、具体的な行動に落とし込んでいけるので効率的でもあります。

末次:弊社はいわば言われた仕事をやってきた受注型のビジネスのため、提案型ビジネスの経験はなかったですし、提案をしても説得するのがなかなか難しいためビジネスを転換できない状況にありました。そのような中でプログラムを経験することができたのはすごく良かったので、同じような境遇にある企業にはおすすめだと思います。

今後の展望について教えてください

鈴木:実は、今回のプログラムを通じて、部内の業務プロセスにも変化がありました。仮説を立てたら先にユーザーに直接感触を聞いて、進めるべきかどうかを見極めてブラッシュアップしていくということが部の方針になりました。実際プログラムの参加メンバーにはかなり浸透してきたと思います。

プログラムでは3ヶ月という短期間で事業企画を纏めるところまで取り組めたので、今後もインタビューやセッションから得られたヒントをブラッシュアップし、PDCAを回しきるまでを3ヶ月以内で行うことをグループの目標に据えて取り組んでいきたいと思います。