活用事例
「発信力」と「自走力」を磨く3ヶ月―Nittoが挑んだ生成AI×WEBコラムの内製化

ご利用いただいたサービス
・ビザスクpartner:エキスパートによる実働型の伴走支援
概要
- WEBでの発信、コラム作成のノウハウが不足
- コラム作成業務の支援を受け、考え方やツールの使い方を習得
- 業務を大幅に効率化、完成したコンテンツも良質なものに
こんな方にオススメ
- 業務ノウハウを得て、自走できる組織にしたい企業
- 状況に応じて、臨機応変な支援を得たい方
- 能動的に課題を見つけ、解決に取り組みたい方
日東電工株式会社(Nitto)は、粘着テープや半導体関連材料、光学フィルムなどさまざまな業界で使用される中間材料を製造しており、自動車、住宅、インフラ、環境、エレクトロニクス、医療関連など社会の幅広い分野を技術力で支えています。今回は、事業仮説の検証やパートナー探索を行う全社技術部門に所属し、光制御技術「RAYCREA™」などの新規技術の認知度や価値を高めるミッションを担う中岡様・竹田様にお話を伺いました。
WEBマーケティングを強化。単なる業務の委託ではなく、知見を取り入れたい
全社技術部門 研究開発本部 光学技術研究センター 第5グループ 中岡恵美様、竹田 利奈様
今回のプロジェクトの内容を教えてください。
私たちは建材照明やウェルネス照明に関するプロモーション・認知拡大を担当しており、その施策のひとつが今回支援を依頼したWEBコラムの制作です。新規事業領域では、従来のBtoBの手法での仮説検証や販売ではお客様との接点が持ちづらいという課題があり、WEBを通じて技術の価値を伝えてファンを増やすことを目指しました。
どのような課題をお持ちでしたか?
弊社で開発を進めているのは「光制御フィルム」ですが、他の材料と組合わせて使うことで、様々な効果や価値が発揮できると期待しています。そういった効果や価値に関してWEBで情報収集する方に向けたコンテンツとして、まずは私たち自身でコラム制作を始めたのですが、社内に知見がなく手探りの状態でした。叩き台を作るだけで数日かかってしまい、納得できるクオリティにならないなど、困難を感じる場面が多かったため外部人材による支援を検討しました。
ビザスクを選んだ理由を教えてください。
以前、部署内の他のチームが実施した海外での販売方法検討を目的とした市場調査でビザスクinterviewを利用していたため、ビザスクについては認知していました。ビザスクpartnerは事前に候補者をスクリーニングできるのが魅力を感じたポイントです。
また、単なる執筆の委託や原稿添削で終わるのではなく、最終的に私たち自身でコラムを作成したいという目標もありました。ビザスクpartnerはスキルアップにつながる支援を受けられるという期待感があり、費用対効果の面でも納得できたため依頼を決めました。
AIも取り入れ、コラム作成を大幅に効率化。WEB改善など今後の計画も明確に
エキスパートの決め手は?
今回依頼したエキスパートはとても物腰が柔らかく、最初の面談の時点から、私たちの要望にプラスして、何ができそうかを提案いただけました。私たちの「生成AIも活用していきたい」という希望に対して実際に画面を見せていただけたので具体的にイメージでき、一気に心を掴まれました。
エキスパートに依頼した内容は?
最初の時点では3ヶ月間の予定でコラムの制作自体を委託しており、コラムのテーマをお伝えし、エキスパートが構成案や文章をAIで生成、当社で確認し修正するという流れでした。要所要所でコラムを書く・修正する上での疑問点についてディスカッションして、考え方を学びました。
しかし私たちの理解が想定より早く進んだため、3ヶ月間をもっと有効に、効率よく成果を出したいと感じ、途中で支援内容の方針転換について相談しました。その結果、私たちが構成案やたたき台を作ってチェックをお願いする、という進め方に変更しました。エキスパートには読者目線でのわかりやすさや、SEO対策などの観点で視野を広げていただき、WEBページ自体の改善点についても話し合うことができたため、今後やるべきことがクリアになったと感じています。
どのような成果がありましたか?
コラムを企画、執筆して掲載用のコンテンツにするまでの一連の流れを経験し、生成AIの活用やSEOの考え方、ツールの使い方などを理解できました。以前は他の開発業務と並行して、Webコンテンツ全般を2名で検討しており、中でもコラムについては書き方や修正のポイントがわからず、原稿1本の完成までに約1ヶ月~2ヶ月かかっていましたが、現在は1ヶ月に2~3本並行して作成できています。作業効率が向上し、社内でもコンテンツの質が良くなったと評価されました。
今後どのように活かしますか?
支援をいただいた3ヶ月間で6本のコンテンツを作成することができたので、今後外部に公開してアクセス解析などを使用し結果を評価します。その後、半年くらいかけてサイトの設計や改善を行うと共に、WEB全体の戦略や、コンテンツの活用方法を検討する予定です。
※今回のプロジェクトで作成・公開されたRAYCREAのコラムはこちら
能動的かつ柔軟な活用がポイント。支援期間・内容がより濃いものに
ビザスクpartnerを有効利用するコツは?
最初に課題をメンバー内で共有し、目標を立て向かう方向性を明確にすることが大切だったと感じます。また、支援サービスというと「受けるもの」と捉えがちですが、ただ作業を依頼して待つのでなく、自分たちも宿題を持って帰り積極的に学び、疑問点を洗い出して質問を繰り返しました。その結果、メンバーが理解するスピードが上がりました。
ビザスクpartnerの良さは?
事前に候補者をスクリーニングできる点が最大メリットだと感じています。また、単純にコンテンツを作るだけでなく、社内にノウハウを落とし込める点もメリットです。3ヶ月という短い期間で当初の想定以上の成果と知見を得られましたが、途中で依頼内容を変えた際は、エキスパートからも支援内容のご提案を受け、柔軟に動いていただいたことが効果に繋がったと思います。
数ヶ月間の支援となると、支援期間内の見通しが不透明な場合や状況が変わる場合もあり、最初の要件定義通りに厳密に進めるのが困難なこともあるかと思いますが、ビザスクpartnerは状況に合わせて支援内容をアレンジできるのでおすすめです。
今回の支援エキスパートについて
大手デザイン・IT企業や大手電子部品メーカーなど複数大手企業にて、BtoB領域のWEBマーケティングやブランディングの社内コンサルティングやサイト構築に従事しながら、フリーランスのDXやデータドリブンマーケティングのコンサルタントとして、複数企業の支援を実施。幅広い規模やフェーズのプロジェクトにおいて、マーケティングの経験を有する。今回のご支援では、「BtoB領域のWEBマーケティング」「生成AIを活用したコンテンツづくり」の経験が、当社の課題解決に向けた取り組みにマッチしたため、伴走支援を実施。
- 目的
- 業種
- 部署