活用事例

アサヒグループ初の、グループ横断でプロジェクト化された新規分野の事業開発。未経験のメンバーと共に「手を動かす」外部のプロ人材が支援を実施

アサヒグループジャパン株式会社

目的
業種
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インタビューにご協力いただいた方

  • Future Creation Headquarters 山本 薫様
  1. 課題
    • グループ横断の新しい組織で、新規事業開発の経験を持つメンバーがほとんどいない
    • サービスのアイデアはいくつかあったが、事業化のためのスキルが不足
    • 経験豊富な外部人材に、一緒に動いてもらいながらプロジェクトを進行させるとともに、実践で学ぶことで知見を内部に蓄えたい
  2. アプローチ
    • 事業案の絞り込み、ブラッシュアップや各種の検討など約1年間伴走支援。社外のプロを組織に招き一緒に事業をつくることで、メンバーに知識、ノウハウを定着させる
    • 週3回の定例ミーティングのほか、日常的にチャットなどを活用し密なコミュニケーションを実施
    • 検討している事業の参考になるコンテンツを自ら体験いただき、アイデアに反映
  3. 効果
    • 複数の案をひとつに絞り込み、新規事業案の全体イメージ・骨子が完成
    • 新規事業立ち上げにエキスパートと共に取り組むことで、ノウハウや知識を深く理解できた

アサヒグループの中での、Future Creation Headquartersの役割を教えてください。

私が所属するFuture Creation Headquarters(以下FCH)は、アサヒグループが抱える課題解決と新たな価値の創出を目指すために、2023年1月に設立されたイノベーション推進組織です。グループ横断での新規事業の検討や、既存事業のスピードを上げる・拡大させる、AI技術の活用推進などの役割を担っています。

アサヒグループではこれまで飲料や食品を中心に、マス向けの幅広いビジネスを展開してきましたが、FCHでは異業種のさまざまな企業や人材とも共創し、新たな領域での事業創出や、既存事業とのシナジーを創出するための取り組みを行なっています。たとえば、2023年12月には気球での宇宙遊覧を目指す株式会社岩谷技研への出資を行いました。宇宙遊覧の体験価値を高めるための開発メンバーとして同社のプロジェクトに参画し、将来的には宇宙で楽しめる飲料や宇宙食の研究なども視野に入れています。また、AI医療機器開発のスタートアップであるアイリス株式会社と資本業務提携を結び、口腔ケア領域における新規ソリューションの提案に向けて、AIを活用した共同開発を開始しています。

FCHで取り組む新規事業の立ち上げ検討の一つが、今回「ビザスクpartner」でご支援いただいた富裕層向けの事業です。

「ビザスクpartner」の活用で解決したかった課題を教えてください。

「ビザスクpartner」を依頼する時点では、事業のアイデアのタネがいくつかある状態でしたが、チームメンバーのリソース不足と、新規事業開発の経験者がほとんどいないという課題がありました。アイデアを具体的な形にするための知識や経験がなく、必要な工数や期間も見えていなかったのです。

事業開発の流れを理解してノウハウを知見として蓄えるために、外部から経験豊富な方をメンバーの一員として迎えたいと考えました。

さまざまなサービスの中から「ビザスクpartner」を選んだ理由を教えてください。

ビザスクは以前に当社グループ内の他部門で活用実績がありましたし、サービス内容は認知していました。私たちとしては、新規事業開発に関するスキルのみならず、富裕層という未開拓ターゲットに関する知見を有している方を探していたこと、および、プロジェクトの期間や工数が不明確なため、スポットでそのときのニーズに合わせて依頼したいということから「ビザスクpartner」を選びました。

プロジェクトはどのように進行したのでしょうか。

この事業に関しては2023年2月に社内でのアイデア出しから始めており、笠井様にアドバイザーをお願いした3月時点では事業案が4つほどありました。

3月以降は、3ヶ月ほどかけてそれぞれの事業案をブラッシュアップしたのち「富裕層向け事業」というひとつの案に絞り、その後の8ヶ月間で全体的なイメージづくりや採算の試算を実施しました。PIVOTすることもありましたが、2024年3月時点で計画全体の骨子が完成し、全体のスケジュールとしては当初の想定通りとなりました。

エキスパートの笠井様に依頼された決め手は何でしょうか。

簡単にいえば、笠井様の魅力に惹かれました。深い洞察力と行動力をお持ちで、ご自身で複数の新規事業を立ち上げたご経験があること、その実経験に裏付けされた事業開発のノウハウを有していたことに加え、私どもの事業アイデアに共感頂けたため、有意義なディスカッションや学びが得られると感じました。

実際に笠井様とお仕事をしてみていかがでしたか。

笠井様には、社内的にはリードプランナーという肩書きで、PDMやPMに近い役割を担っていただきました。ご自身としても検討していた事業領域に興味関心が高く、「好き」をベースに、業務委託という枠組みを超えてコミットしていただいたことに感動しました。

具体的には、事業検討のヒントになりそうな場所に国内外問わず実際に訪れ、そこでの体験をもとに利用者のインサイトの分析や新たなアイディアの提案をいただきました。このような部分は大規模な会社組織の場合、新規事業の検討段階では予算や工数が取りづらく、優先順位をつける必要がありますが、笠井様だからこそフットワーク軽く取り組んでいただけたと思います。

笠井様は距離を感じさせないコミュニケーションができる方で、オンラインでの打ち合わせが多い中、ちょっとした質問や困りごとも相談できました。知り合ってから日が浅くてもスピード感を持って本気で議論しタスクを進めることができたことが良かったです。

今回は、教科書にない、実践に裏打ちされた新規事業開発のリアルを知りたかったのですが、まさに期待通りでした。ただ話を聞くのではなく、共に手を動かすことで知識やノウハウの理解が深まり、泥臭く一緒に頑張ることの良さを改めて実感しました。
週3回ほどの定例のミーティングのほか、チャットでは毎日のようにやりとりいただき、他の業務などもあり忙しい中で「ここまでよくやっていただけた」と感謝しています。笠井様は、お人柄や知見の豊富さ、仕事に対するスタンスなども含めて私の人生の中でも記憶に残る方だと感じています。このPJを通じて、尊敬する大事な友人ができました。

今後はどのように事業化を進めていくのでしょうか。

今後は私たちの部署から事業側に引き継いで、新体制で検討していきます。個人的には思い入れがあったので、名残惜しいという気持ちもありますが、社内でこの事業に興味を持っていただき、バトンを渡すことができたのはひとつの成果だと考えています。

「ビザスクpartner」をご利用しての感想を教えてください。

会社やプロジェクトの雰囲気をご理解いただき、「こんな方にお願いしたい」という要望をもとに、実際にお願いする方をご提案いただけました。

新規事業の経験とひとことで言っても、さまざまなタイプの方がいますし、得意な領域もそれぞれ違うかと思います。今回お願いしたような、外からアドバイスをいただくのではなく、共に汗をかきながら新規事業をつくれる方は希少な人材かと思いますが、難しい要望にも応えていただけました。

「ビザスクpartner」をどのようなニーズを持つ方に勧めたいですか。

候補の方と直接お話して決定することができるため、支援いただきたい人物像が明確である場合に、最適なサービスだと感じます。
工数なども柔軟に変更できるので、依頼の時点でプロジェクトの詳細が決まっていなくても活用しやすいです。

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