活用事例

【プロジェクト編】MUFGの新規事業創出プログラム 0→1で事業を立ち上げるために社外の知見と実働支援を活用した3チーム

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ

目的
業種
利用サービス
  1. 課題
    • 現業に追われ時間がない中で実務経験者や想定ユーザーを自力で探すというのは難しい
    • 現場の解像度をあげたい
  2. アプローチ
    • ビジネス経験が豊富な社外のプロ人材の中長期間伴走支援
    • 志の高い社外プロと事業化を目指すことで、チームワークやモチベーションの向上を目指す
    • 社外の有識者に実務面・技術面などの具体的なブラッシュアップができる
  3. 効果
    • 主的に行動を起こせるリーダー的人材の育成
    • 実際のユーザーに話を聞くことで、固定概念を壊すことができる
    • 当初想定していなかった着地に向かうことができる

前回の事務局編に続き今回の後編では、新規事業創出プログラム「Spark X」にて650件の応募の中から最終審査に通過した3チームは、事業化に向けたフェーズで「ビザスクpartner」 を活用されました。
今回は最終審査を通過された3つの事業アイデアのプロジェクトオーナーと各案件の支援に入られたビザスク登録エキスパートにお話を伺いました。

①「workdrobe-マタニティ×ワークのファッションサブスク-」

事業アイデアの内容を詳しく教えてください。

働く妊婦の方を対象としたファッションサブスクリプションサービスです。月額で、仕事に使いやすいマタニティウェアの中から、体型や季節の変化に合った洋服を、毎月3枚自由に選ぶことができます。月額に送料・クリーニング代も含みますので、毎月固定額でその時々に合ったマタニティウェアの着用が可能です。

幅広い業界の女性をターゲットに、妊娠中も自分らしい服装で働きたい方に広く届けられればと考えており、仕事服で悩まない世界の実現を目指しています。将来的には、法人様に福利厚生サービスとして契約いただくto B ビジネスへの拡大も視野に活動していきます。

「ビザスクpartner」を活用いただいた背景を教えてください。

新規事業の中でも「レンタルサブスク」「アパレル」「マタニティ」等の知見がある方を、社内の既存事業や個人の伝手で探すのは難しかったため、ビザスクさんに相談させて頂きました。

エキスパートの支援内容と成果についてお聞かせください。

検証の進め方、社内外のステークホルダーとの交渉の際のポイント、事業計画の検討の仕方などを、他の新規事業や類似事業のご経験をもとにアドバイスいただいております。

アパレルなどの業界のドメイン知識・勘所を伴走しながらインプットしていただいたことで、各社との交渉などがスムーズに実施できていると思います。

支援に入ったビザスク登録エキスパート 河西 祐介様

今回、本案件の支援をお受けいただいた理由を教えてください。

私自身も歴史ある大企業での、新規事業の実務担当者としての経験があります。大企業ならではの意思決定プロセスに対して、私の経験がチームの方々の力になれたらという想いで参画をさせて頂きました。

ご支援の際に工夫されたことを教えてください。

試行錯誤の過程でぶつかった悩みへの対応や、他社での事例などをから考えて頂くようなフォローを心がけました。メンバーのお二人は、社内のインキュベーションプログラムの1期生という事もあり、推進力・ビジネスへの知見・ビジョンの形成や業務の設計について十分に進めていける方々であると感じたため、プロジェクト推進自体に強く関与するのではなく、前例のない中で、一つ一つ意思を入れて決めていく「勘所」みたいなものを培って頂けるような役割を心がけました。

ご支援いただいた感想、やりがいを教えてください。

金融機関という業態にあられながら、事業家を社内から育成し、事業を生み出す取り組みであり、このプロジェクトの行方が、今後の同行の事業創出の新しい形を定義する事でもあるといえると思います。そこに寄与できるという事は、私自身も非常に励みになっております。

②「分譲マンション管理組合の運営支援(管理者業務の受託事業)」

事業アイデアの内容を詳しく教えてください。

マンション管理組合を外部委託(第三者管理者方式)することにより、住民の課題解決 (区分所有者の高齢化や役員の成り手不足、知識不足) と、社会課題解決(管理組合等の不正事案などの解決)の実現を目指すサービスです。
顧客であるマンション管理組合が管理者業務をMUFGに委託し、マンション管理経験のある当行のパートナー企業が管理者業務を担う仕組みを考えています。

「ビザスクpartner」を活用いただいた背景を教えてください。

マンション管理業界大手企業での豊富な経験をお持ちの方を探していました。今回ご支援いただいたエキスパートのご経験と人柄が、求める人物像に合致したためお願いしました。

エキスパートの支援内容と成果についてお聞かせください。
経験された業界における知見を活かした、面談への同席や、契約書案の作成など、幅広い領域で伴走いただいています。関係者との対話においても、業界知見を交えたコミュニケーションを行うことが出来ています。

支援に入ったビザスク登録エキスパート 有地 祐一様

ビザスクに登録をされたきっかけを教えてください。

知識や経験を活かして様々な支援を行うアウトプットと、支援を通じて業界内のニーズや最新情報が得られるインプットが同時に得られる点を魅力に感じました。自身の成長につながるのではないかと考え、登録しました。

今回、本案件の支援をお受けいただいた理由を教えてください。

異業種である大手金融機関が「第三者たる管理者」として新たなサービス提供を行うとのお話しをいただき、大手企業という信頼性・金融機関という管理者業務との親和性の高さの点などから、非常に大きな可能性を秘めたプロジェクトであると感じました。

面談時に、ご担当者の熱い話を伺い、ますます成功させたいという気持ちが強くなりました。経験に基づくサービス構築支援に加えて、これまで培った業界内ネットワークを最大限に活かしたいと思いました。

ご支援の際に工夫されたことを教えてください。

クライアントとしては異業種のマンション管理業界進出になりますので、大手企業・金融機関というリソースが最大限発揮されるために、業界経験者としてできることは何か?を常に念頭におくことを心がけました。

ご支援いただいた感想、やりがいを教えてください。

プロジェクトはまだスタートしたばかりですが、業界内の反応など、早くも大きな手応えを感じています。「第三者管理に本来の選択肢を構築する」というミッションの達成に、全力で支援していきたいと思っています。

③「美術作家支援プロジェクト」

事業アイデアの内容を詳しく教えてください。

展示場所の確保に苦慮し、活動の継続を諦めてしまう作家のためにMUFGの支店網や顧客基盤を活用しながら活動場所を提供することで個人作家が制作を続けていける世の中の実現を目指しています。

銀行の一部スペースを展示場所として提供し、それらを鑑賞した来店客から作家のご紹介依頼があればお繋ぎします。その際、紹介料として一定額を手数料としていただくサービスを想定しています。

「ビザスクpartner」を活用いただいた背景を教えてください。

美術品の展示や、美術業界全般の知識をサポートいただく方を探すためにビザスクさんにご相談し、美術の展示企画の豊富な経験をお持ちの亘理様にぜひお願いしたいと思い選定させていただきました。

エキスパートの支援内容と成果についてお聞かせください。

美術品の展示作業を一緒に行っていただいたり、業界知識に関するサポートや作家選定にあたってのアドバイスなどをいただいたりしております。また作家向けの資料作成なども行っていただいています。結果、銀行の支店での美術品の展示を円滑に行うことができています。

支援に入ったビザスク登録エキスパート 亘理 隆様

ビザスクに登録をされたきっかけを教えてください。

美術に関する幅広いアドバイスやサポートをするための従来の人的ネットワークでは仕事が限定されていました。なので知見を活用していただける機会の幅を広げ、様々な分野の人と出会うために登録しました。

今回本案件の支援をお受けいただいた理由を教えてください。

日本では、意欲と才能があっても、美術家が美術家として独立して仕事をしていくことが難しく、その課題を解決するにはどうすればよいのかを常に考えています。今回いただいた案件はその課題に応える可能性を秘めた新規プロジェクトだと感じたからです。
美術に関する幅広い知見と、以前勤務していた百貨店での美術以外の部署での経験から、お客さま目線で美術ビジネスを考えられる点が自分の強みだと感じています。なので、企業が求めるビジネス機会の創出とリスクヘッジの考え方を伝えながら、美術の実務的な経験も活かすことでできるのではないかと考えました。

ご支援の際に工夫されたことを教えてください。

こうすれば事業を推進するのに役立つのではないかという当事者意識を持ちつつも、事業の主体はクライアントであることを忘れず、気軽に何でも相談していただけるようにすることを心がけました。

ご支援いただいた感想、やりがいを教えてください。

新規事業は、ご担当者にとって夢とやりがいのある仕事ではありますが、前例のないことを進めるため、最初に描いた計画が、すべて思い通りに描けるわけでもありません。私自身にも常に学びがあります。そうした過程を通じ、信頼していただいていることで、自分も同じ理想を持っている新規事業の実現のために、一つ一つの課題をクリアしながら伴走させていただく充実感はとても大きなものだと感じています。

目的
業種
利用サービス