活用事例

社内にノウハウがないキャリア採用を社外プロが伴走支援 わずか1年で母集団2倍・採用目標人数の大幅達成を実現

株式会社日本総合研究所 

目的
業種
利用サービス

インタビューにご協力いただいた方

  • HRマネジメント部 次長 小林 大輔様、部長代理 渡邊 崇様、青木 晴日様
  1. 課題
    • 大幅人員拡大のためにキャリア採用も積極的に進める方針となった
    • 社内にはキャリア採用のノウハウを持つ人材がおらず、手探りで始めた
    • 毎年目標採用人数が増えていく中、この先自力では難しいと考えた
  2. アプローチ
    • 転職エージェントでの経験がありキャリア採用のノウハウ豊富なエキスパートが1年間支援
    • 転職エージェントとの関係性の強化を最も注力
    • 求人票・ダイレクトメール文面添削/採用資料の作成/面接官トレーニングまで幅広く支援
    • 未開拓の採用チャネルについてもアドバイス
  3. 効果
    • 母集団が例年の2倍となり、キャリア採用人数は目標60名に対し85名と大幅達成
    • エージェントとの関係性強化について、支援終了後も社内メンバーだけで自走可能に
    • 選考フローを見直し、選考スピードが大きく改善
    • 支援を通じて、来年以降の道筋を検討するヒントをたくさんもらえた

部署の役割とご担当業務について教えてください。

HRマネジメント部は、ITソリューション事業システム部門の人事全般を担当しています。役割ごとに3つのチームに分かれており、人事制度の企画検討などを行う人事企画チーム、研修の運営などを行う育成チーム、そして新卒・キャリア採用全般を担当する採用チームがあります。その中で、私たちは採用チームに所属しています。

今回「ビザスクpartner」ご利用にあたり、どのような課題・ニーズをお持ちでしたか。

事業の拡大に伴い、5年ほど前にシステム部門の人員拡大というミッションが採用チームに課されました。それ以前は新卒採用が年間採用人数の約95%を占めており、キャリア採用は年に数名程度でした。しかし、大幅な人員拡大のためにキャリア採用も積極的に進めていく方針となったのです。

ただ、社内にはキャリア採用のノウハウを持つ人材がおらず、最初は手探りで始めました。毎年目標採用人数が増えていく中、30名くらいまではなんとか達成できたのですが、次の目標が60名となったところで自力では難しいと考えました。そこで、採用チームの体制強化や施策立案をもっと戦略的に進めるために、外部の知見を取り入れることにしました。

「ビザスクpartner」をご利用いただいた背景を教えてください。

実は、ビザスクの別サービスを利用したことがあり信頼していたので、ビザスクの担当者に採用チームが抱える課題について相談してみたところ、当社のように社内にノウハウがなく困っている場合は、現場で施策を一緒に検討するような伴走型の支援が必要だということで「ビザスクpartner」を提案いただきました。

今回、エキスパートの三嶋様に依頼された理由を教えてください。

施策を検討しながらも立ち止まることなく、採用目標人数に向けて走り続けなければなりません。キャリア採用の知見をお持ちであることはもちろん、一緒に汗をかきながら伴走してくださるエキスパートが必要だと考えました。また、当社の担当者が比較的若手であることから、相談しやすい雰囲気の方がいいと要望を出しました。

選定いただいた方々と実際に面談した上で、三嶋さんにお願いすることにしました。三嶋さんは転職エージェントでのご経験があり、キャリア採用のノウハウを豊富にお持ちでまさに探していたご経歴の方でした。面談をした際に、その場で当社の課題を具体的に引き出しながらご提案をいただけたことも印象的でした。フランクに何でも相談できるお人柄で、三嶋さんなら私たちのチームにうまく伴走してくださるはずだと確信しました。

エキスパートの支援内容を教えてください。

1年間の支援の中で最も注力いただいたのは、転職エージェントとの関係性の強化です。エージェントとの定例会議に同席をいただき、どんな情報を提供し、どんな要望の出し方をすればいいのか、豊富な現場経験に基づいたアドバイスをいただきました。

それに加えて、エージェントに送付する求人票の添削やダイレクトメール文面の内容作成、採用資料の作成、面接官のトレーニングまで幅広くアイデアをいただき、すぐに実践していきました。

また、今後採用人数をさらに増やしていくには、足元の施策のみならず、当社がこれまで手掛けたことのない採用チャネルも開拓する必要があります。そこで、リファラル採用やタレントプールの活用、ダイレクトリクルーティングなどに関する知見も提供いただきました。

さらに、HRマネジメント部だけではなく現場にも採用に関して当事者意識を持ってもらうため、インナーコミュニケーションについてもアドバイスいただけた点もよかったです。

支援の成果はいかがでしたか。

定量的な成果としては、1年間の支援の結果、母集団が例年の2倍となり、2022年度のキャリア採用人数は、目標60名に対して85名と大幅に達成できました。

定性的な成果も数多くあります。エージェントとの関係性強化について、非常に丁寧に教えていただいたことで三嶋さんの支援期間終了後も、社内のメンバーだけで自走できるようになっています。選考スピードも、以前は候補者をお待たせしてしまうこともありましたが、フローを見直しレスポンスの速さを意識付けられたことから大きく改善されました。他にも、転職潜在層へのアプローチや、内定辞退者との継続的な関係性の構築、アルムナイ採用など来年以降の道筋を検討するヒントをたくさんいただき感謝しています。

「ビザスクpartner」をご利用いただいた感想をお聞かせください。

まず、ビザスクには非常に多様なアドバイザーが登録されていて驚きました。その中から、当社の課題やニーズに合致した方を適切に選抜いただき、分かりやすくリストアップしていただけたことは、非常にありがたかったです。
これまで、採用業務のアウトソーシングなどで外部に委託をすることはあったのですが、外部の方に中長期間伴走していただくことは初めてでした。そうした不慣れな私たちにも、ビザスクは相談しやすく、実際に大きな成果も出せたため、お願いしてよかったと感じています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

採用数は右肩上がりに増えていますが、おかげさまで今年度も100名の目標を達成できる見込みです。これは昨年三嶋さんの支援を通じて、しっかりと土台を作っていただけたおかげだと思います。この土台をもとに、今後はさらに当社の魅力訴求、内定承諾率向上、そして新たな採用チャネルの開拓などに取り組んでいきたいです。

その一環として、ビザスクに現在ダイレクトリクルーティングの支援を新たにお願いしています。課題に合わせたサービスを選択できることもビザスクの魅力ですから、今後も新しく施策を動かす時などにはぜひ相談したいですね。

ここからは支援エキスパートの三嶋様にもお伺いしてまいります。

エキスパート 三嶋 弘哉様

2007年、新卒で株式会社キャリアデザインセンターへ入社し、転職エージェントのコンサルタントとして、大小300社の中途採用支援及び約キャリアカウンセリングを経験。全社横断の経営企画マネージャーや、転職エージェント事業の営業統括部長と新規事業責任者を歴任後、2020年4月より株式会社moovyを創業。現在、自社メディア運営、採用コンサルティングを行う。

今回案件をお受けいただいた理由を教えてください。

ITエンジニアの経験者採用は、日本で最も採用しにくい職種の一つだと言われていますが、日本総合研究所様の採用課題や採用にかける本気度をお伺いする中で、ぜひ関わらせてもらいたいという思いが芽生えました。

ご自身のどんな強みをいかして貢献できると思われましたか。

過去、10年以上転職エージェントのコンサルタントとして、大小300社の中途採用支援及び約8,000名のキャリアカウンセリングを経験してきました。主に、IT・Web領域を担当してきたので、各企業の採用動向とエンジニアの転職動向に知見がありました。

ご支援の際に工夫されたことを教えてください。

特に、転職エージェントとのリレーション構築を重点的に取り組みました。効果的・効率的な採用力強化に向けて、転職エージェント側をうまく巻き込み、日本総合研究所様のファンになっていただくことが大切だと考えます。エージェントごとの特性を精査した上で、日本総合研究所様ならではの魅力を訴求し、必要であればアトラクト材料やカウンタートークを整備しながら互いの情報流通が図れるようご支援させていただきました。

ご支援いただいた感想、やりがいを教えてください。

結果的に、1年間のご支援を通して、応募者数が昨年の2倍となりました。日本総合研究所様の中途採用チームと一緒になって高い採用人数目標をクリアできたことは大変嬉しかったです。

目的
業種
利用サービス