活用事例
ビザスクがなければ見つからなかった!未知の分野での新規事業インタビューで活用!
課題
・新規ビジネスを検討しているeスポーツの分野でプロフェッショナルとインタビューを希望
・自らのコネクションで3か月探しても該当者にリーチできなかった
実施内容
・アドバイザーのペルソナを具体的に立て公募をかけた結果、1週間で期待通りのアドバイザーとマッチング
・仮説検証のためにeスポーツ市場やプレイヤーの動向をヒアリング
結果
・自力ではコンタクトがとれなかった理想的なアドバイザーとインタビューが実施できた
・時間的、精神的コストをかけずにプロフェッショナルに会えるサービスと実感
ー事業概要についてお聞かせください
ガイアックスでは元々、社内で生まれた事業が成長すると、子会社化して、そこから成長させてIPOなどでエグジットしていくという手法を取っていました。そして、もっとその活動を仕組み化しようと取り組みを始めたのがスタートアップスタジオになります。
事業内容は”まだ事業を立ち上げていないが、ビジネスをやりたい、起業したい”と考えている若者に対して、アイデアを考えるところから、事業検証、プロダクトを作るところまで伴走して事業を協創していくというものになります。 バックオフィスからプロダクトを作るエンジニアまで全てバックアップします。そのため起業家は、会社を経営することに集中できます。 僕たちが投資し、すでに起業しているメンバーに対して多角的にサポートしています。
3か月探しても出会えなかったeスポーツのプロに、ビザスクで1週間で出会えた
ービザスクを利用された背景を教えてください。
今回は起業を考えているインターンのメンバーがいたことがきっかけです。彼が興味があり、課題を感じている分野がeスポーツでした。海外のeスポーツの情勢からすると日本はとても遅れています。一方で日本もこれからeスポーツ業界って伸びていくはずなので、ここで後押しをしていきたいと考えて事業の検証を始めています。実際に事業検証をしていく中で、なかなかプロeスポーツ選手、またはその経験者でeスポーツでネクストキャリアを歩んでいる人たちとの接点が作れなかったんです。 eスポーツのプロチームに問い合わせしてみたり、TwitterでフォローしてDMを送ってみたり、知り合い経由で該当者を尋ねてみたりということを3か月くらい試してみたのですが、一向に見つからなかったんです。どうやったら見つけられるんだろうと思いましたね。最後にはもう自分がプロeスポーツプレイヤーになるしかないんじゃないかというところまでいったんですけど、そこでぱっと思いついたのがビザスクliteでした。もしかしたら、ビザスクliteだったらプロのeスポーツ選手にもリーチできるのでは考えて試してみました。
ー利用される前はビザスクにどんな印象をお持ちでしたか。
率直に申し上げると、ビジネスマンとしてある程度のキャリアを歩んでいたり、スタートアップ界隈でそれなりに動いている人たちは自身のネットワークを持っています。なので、そういう人たちは使わないサービスなんだろうと思っていました。よりビギナーな人とか、またはビジネスがまだスケールできていない人が自分のネットワークで見つからない人を探すためのサービスだと思っていました。
大体のファウンダーはその業界に詳しい人がそこで起業するケースが多いので、自身のネットワークで情報収集とかユーザーヒアリングができることが多いんですね。しかし今回のように本当にまったく新しい未知の分野、または市場がまだ確立されていない分野で事業を検証しようと本当にすると該当者が見つからないな、というのを肌で感じました。 今回、プロeスポーツについて相談したい方が見つかり、ビザスクはそれが見つかる場所なんだというのを知ることができ、すごくいいな、こういう時のためにある、と思いました。
ー実際にビザスクを利用していかがでしたか?
インタビューでは僕たちの質問は単純にイエス・ノーで回答いただくものではなく、オープンクエスチョンでどんどん深堀りしていく形で実施しました。結構踏み込んだ質問もありましたが、快く回答してくれていて、アドバイザーの方には本当に丁寧に答えていただいたなと思います。
アドバイザーの方はご自身がプレイヤーとしてやっていたり、メディアにも出ていたり、チームを運営していたりもする方で期待していた以上の知見・情報を得られました。
ーインタビューで検証に有効な情報が得られましたか?
はい、得られましたね。事業検証で実際のプレイヤーに対してインタビューしないと、もう小説を書いているようなものです。それを実際に聞くことによって、この仮説は合っていたな、ここは違ったんだ、というのが明確にわかるので、インタビューというのは事業づくりにおいてとても重要だと思います。特にスタートアップでは本当に重要ですね。
例えば今回ですと、ヒアリング対象がeスポーツ選手でしたが、事業を作るうえでその業種の繁忙期などの確認が必要になります。この点については仮説に近いことが確認できました。はたまた仮説と違ったなというのが、チーム同士って断絶されているものだと思っていたのですが、そうではなかった点です。チームの戦略とか、手法とかって機密情報だし、クローズドだと思いますよね。でも実際はプレイヤー同士で交流があって、チーム同士で練習試合をやっているというのが意外な発見でしたね。
公募のコツは具体的なペルソナを立てられるかどうか
ー今回、ご希望にピッタリなアドバイザーの方とマッチングされましたが、依頼を出される際に工夫などはしましたか?
今回、ビザスクliteの公募を利用したのですが、まず公募を出す前に依頼内容の文章を2,3回チェックしました。起業したいと考えているインターンのメンバーと一緒に準備したのですが、まずはビザスクのフォームに沿って彼に作成してもらい、それを僕がレビューして「もっとここは具体的にしたほうがいいんじゃないか」「もっと聞き方の文章を工夫したほうがいいんじゃないか」など依頼内容をブラッシュアップしてから挑みました。
あとは、アドバイザーの条件としてeスポーツプレイヤーとして実績がある、かつ大会やチームの運営に関わったことがあるという「直接的な経験がある人」に、条件を絞り込んで探しました。 また、eスポーツの経歴を確認できるように【提案
時に記載してほしいこと】で具体的な項目を設定しました。 結果として理想的な方にインタビューできたので、公募案件を作る時に具体的にペルソナを立てられるかどうかは重要だと感じました。
ー他の調査方法と比べ、今回ビザスクを利用していかがでしたか。
これまではなるべくお金をかけないでインタビューを実施する方法が主流でした。具体的にはSNSでDMを送るとか、知り合い経由で紹介してもらうなどです。こういった方法でも有効な回答を得ることができます。一方で、時間的コストは結構かかります。 例えば、今回でいうとSNSを使った手法では「eスポーツ」でTwitterを検索して、該当しそうな人へひたすらDMを100通送るといった方法です。そこから1,2通返ってくるかどうかで時間的コストもかかるし、精神的コストも結構かかるなというのはありましたね。
あと、こういった方法は対象がより一般の人たちの場合は結構見つかって、インタビューに回答してもらえる可能性が高いのですが、よりプロフェッショナルな人たちっていうのは忙しいし、DMをいちいち見ていないのでリーチできないという面はあります。
特に今回、インタビューしたかったのはeスポーツ選手として活躍した経験がある、プロフェッショナルな人なので、本当に難しかったです。多分これはビザスクがなかったらインタビューする人を見つけられなかったかもしれないです。日本人がそもそも少ない分野だったので、むしろビザスクにいたんだ、すごい!という驚きがありました。
ースタートアップにはどんな点でおすすめですか?
スタートアップにおいて、ユーザーへの仮説検証というのはとても大変です。一方でスタートアップはその事業がマーケットフィットするまでずっと仮説立てて検証しての繰り返しなんです。その検証で重要なのが、数字ではなくて実際にユーザー、またはその業界の人たちの声を聞くということで、それを時間的・精神的コストをかけずにその業界のプロフェッショナルにインタビューできるサービスというのはすごく活用できます。 今回、実際に僕も活用させてもらってその価値を実感しましたし、僕以外のスタートアップスタジオのメンバーも普段からビザスクを活用しています。他のスタートアップも真似する価値はあると思います。
ー今後のご活用予定について
ビザスクを利用することで時間的・精神的なコストをかけずにプロフェッショナルな人たちにインタビューできるという実感があったので、また別の事業でプロフェッショナルな人たちにインタビューしたいとなったときに、思い浮かぶのはビザスクだと思います。 インタビューをするうえで結構重要なのが、僕たちの仮説検証にドンピシャな人かどうかという点ですが、理想的な人を見つけるのが結構難しいんです。 今回、ビザスクliteの公募を利用したことで、公募でがっちり条件を絞り込んだ上でそこで提案してくる人というのは、ドンピシャである可能性がとても高いと分かったので、今後も使っていきたいと思います。