活用事例

「経験を加速させる」レゾナック流 人材育成のためのインタビュー活用

レゾナック・ホールディングス

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概要

  • 依頼内容: 次世代リーダー育成プログラムの一環として、自ら立てた新規事業の仮説を外部の専門家にぶつけ、その有効性を検証する実践の場を設けたい
  • 実施施策: 講義による「座学」だけでなく、ビザスクを活用したスポットコンサル(インタビュー)を研修プロセスに組み込み、顧客視点の重要性を体感してもらう
  • エキスパート: 各受講者の検討テーマ(新規事業案など)に合致する、特定業界の専門家や市場関係者

こんな方におすすめ

  • 新規事業創出の土壌を作りたい経営層
  • 人材育成に課題を感じている方
  • 組織文化の醸成、スタッフ個の育成を目指す人事担当者

株式会社レゾナック・ホールディングスは、「化学の力で社会を変える」をパーパスに掲げる世界トップクラスの機能性化学メーカーです。2023年1月1日、昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)が統合により誕生した同社は、日々進化を続けています。成長を続ける同社の人材育成や組織開発などを担当されている、カルチャー・人事政策企画部組織人材開発グループの新山様に、人材育成プログラムにおけるビザスクの活用についてお話を伺いました。

仮説から検証を高速で回せる力をつける「攻め」の人材育成

Q. 新山さんが担当する人材育成プログラムでは、どのような課題がありましたか?

弊社は昭和電工と昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)という二つの異なる企業が統合して誕生した会社です。統合を機に全く新しい風土をつくろうとしていますが、2社とも独特な企業風土があったことを、統合後に入社した私は感じていました。昭和電工は化学メーカーの中でも上流を担う企業。ビジネス上、安定して供給することが大切なため、とにかく安定を大事にする社風です。昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)は下流を担う企業であり機能性が求められる中、お客様の要望になんとしても応えていくという社風でした。

企業がより成長していくためには、2社のカルチャーを活かしていくだけでは十分ではありません。共創の力でどんどん新しい可能性を切り開いていく必要があります。そのためには自らの仮説やアイデアと、足を動かし様々な人の話を聞いてそれを磨きあげていく力を持ち、「今市場ではどのようなことが求められていて、私たちの技術がどのように生かせるのか」というマーケットインの考え方ができる人材が必要なのです。組織統合を機にそうした人材を育てていこう、会社として変わっていこう、という全体の動きが、人材育成プログラムにも大きく影響しました。

ニッチな業界も即アクセス。一次情報で仮説を磨く「武者修行」

Q. 課題解決のために、どのような施策を実施しましたか?

私は、将来の経営人材を目指すポテンシャルがある、30歳前後の中堅層を対象に行う早期選抜研修の一環として実施する「イノベータートレーニングプログラム(以下、プログラム)」の企画と実施を任されることになりました。パートナーと協力し企画を作っていったのですが、その中で、ビザスクを活用したインタビューを組み込んでみてはどうか?と提案を受けました。

まず動画学習などを通して新規事業を作るためのプロセスやマインドセットを学び、実際に新規事業の仮説を構築します。その次に、受講者自らビザスクのインタビューを使って「外部の専門家」を指定し、1時間程度のインタビューを行ってもらい仮説の検証を行ってもらうというプログラムです。正直なところ、当時はまだビザスクを知りませんでしたが、こんなに手軽に専門家の生の声が聞けるツールがあるのか、と驚きました。知らない分野の専門家にアプローチするというのは、何が正しいか分からない中で必死に検索して、恐る恐る連絡してみる…ということが多かったのでこれは使える!と思いました。

▼プログラム内でのインタビュー活用の流れ

専門家のリアルな反応から、とにかく動いて話すことの重要性を学んだ

Q. ビザスクのインタビューを活用したことで、どのような変化や成果がありましたか?

プログラムの受講生からは「インタビューの手法が業務に活かせる」「フィールドの実情を知ることの大切さを実感した」という声が続々と上がっています。中には、インタビューした結果「そんなものはいらない」と言われ悔しい思いをした人もいれば、「それがあれば助かるかも」と言われた人もいたようです。受講生の皆さんには、イノベーターになるため、様々な人と話をしてアイデアを磨けるようになってほしいと思っていた中、このような声が上がってきたのは狙い通りで嬉しかったです。

単なる座学で終わらせず、その分野の詳しい方に自分たちの仮説をぶつける生の経験を積んでいただくことで、とにかく足を動かして様々な人と話す大切さも身をもって知れたのではないかと思います。これまでは外部へのアプローチにハードルを感じていた社員が、ビザスクを通じて「まずは動いてみる、話を聞いてみる」という動きが取れるようになったことは、組織文化の変革における大きな一歩です。

リーダー育成にこそ、質の高い情報が取れる「選択肢」を。

Q. 今後の展望についてお聞かせください。

プログラムの受講者にとっては、この経験を単発の研修で終わらせず、日常の業務や戦略の立案にどう組み込んでいくかが鍵だと考えています。また、ビザスクの便利さも感じたと思うのでぜひ各部門でも使ってもらい、より高い成果につなげてもらえたらと思います。私の主な仕事はリーダー育成ですが、次世代リーダーには「ビジョンを掲げる力」を求めています。そのために大事だと思うことは、今回のプログラムと似ています。リーダーはVUCAの時代の中でも「我々はここに向かって進むんだ!」という旗印、いわゆるビジョンを立てなければなりません。また、それはただ立てるだけではなく、メンバーたちが行くべきだ!と思うようなものでなければなりません。よいビジョンを生むためには、圧倒的に「情報」が必要です。そんな「情報」を得るにあたってビザスクのような手軽に専門家にアクセスする手段があるのは、リーダーにとってもとてもありがたいのではと思いますし、選択肢の一つとして勧めていきたいと思います。

リーダーに限らず、ビジネスパーソンはVUCAの時代ではスピード感がより大事になるかと思います。「確証が持てず動けない」ではなく「知見を求めて一旦聞いてみる」というような動きがビザスクのようなサービスが広がることで当たり前になるといいなと思います。今後もビザスクを「行動を変える装置」として活用し、変革を担う人材を輩出し続けたいと思います。

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