活用事例
新たな技術探索を有識者が伴走支援 専門知識のある経験者による支援で効率的な調査が可能に
今回ビザスクをご活用いただいた事業領域と課題についてお聞かせください。
当社は食品事業のイメージが強いかもしれませんが、世界シェア90%超の半導体向け電子材料を有するほど電子材料事業もコア事業の一つとなってきています。そしてこの業界の特徴として、中長期での技術トレンドを見据え、長期的に開発を進めていく必要がありますが、開発テーマを選定するうえでは、既存の知見のみでは判断できないことも多くあります。特に、現在当社が位置するバリューチェーン上のことはよく知っていても、用途やバリューチェーンが少しでもずれると、見えない部分が多くあるのが課題でした。
「ビザスクpartner」をご活用いただいた理由は何でしょうか。
新しい技術を探索する際は、大手コンサルや調査会社を起用することも多いですが、今回は調査したいことやアウトプットイメージが明確にあったこともあり、ビザスクを通じて有識者からピンポイントに必要な知見を収集したい、と考えました。
以前から、セルフマッチングサービスの「ビザスクlite」で1時間の有識者インタビューをすることはあったのですが、今回は資料作成などの実働部分までお願いしたいということもあり、伴走型支援の「ビザスクpartner」を活用することにしました。
今回、こちらのアドバイザーの方に伴走支援を依頼された決め手は何でしょうか。
何名かアドバイザーをご紹介いただきましたが、こちらの方は我々が調査したかった技術・事業について大手企業で研究に取り組まれていた経験をお持ちでした。さらに、現在もフリーランスとして該当領域についてアドバイザーをされており、ぴったりの方だと思いました。
面談を通じてご知見の豊富さを感じ、当社の事業・研究サイドのメンバーも感服しておりましたので、この方しかいない、と確信しました。
アドバイザーの支援内容についてお聞かせいただけますか。
対象領域における市場規模、プレイヤー、技術の種類・用途など市場の大枠やバリューチェーン上の課題などに関する調査及び資料作成をお願いしました。1ヶ月という短期間の依頼の中で、初回キックオフ/中間ミーティング/最終報告と計3回の打合せを行い、調査内容を深めながら、当社がどの技術分野に取り組むべきかを議論していきました。
社外の有識者による伴走支援をご活用いただいた成果と感想をお聞かせください。
当社がどの分野に取り組むべきかを判断するのに必要な材料をかなりスピーディーに集めていただきき、大変助かりました。実際、プロジェクト開始早々に当初お願いしていたアウトプットは出来上がってしまったので、その後は深堀りの調査をお願いすることができました。当社社員からも「アドバイザーの方の支援のおかげで、テーマとしてどこにフォーカスすべきかが明確になり大変ありがたかった」という声があがっています。
仮に大手コンサルや調査会社に一から依頼していたら、おそらくこんなにスピーディーに効率良く結論を得られていなかったと思います。私自身もコンサルタントの経験があるので分かりますが、コンサルも未経験の領域であればどうしても最初はキャッチアップの時間が必要です。今回は初めから当該領域の有識者にお願いすることで、時間もお金も節約することができ、実行フェーズにリソースを割くことができました。
「よくこんなにニーズに合った人材が見つかったね」と社内からの評判もよかったのですが、それもビザスクのデータベースの豊富さと、ビザスクにこちらの要望を汲み取った精度の高いマッチングをしてもらえたお陰だと思っています。
今後どんなシーンでビザスクをご活用いただけるとお考えですか。
当社では4つの成長領域として、ヘルスケア/フード&ウェルネス/グリーン/ICTを掲げて、新規事業をよりスピーディーにスケールさせていくことを目指しています。新しい領域では、社内の知見だけでは立ち行かないことも多々あります。その場合の一つの選択肢として、当該領域の有識者の力を借りることができる「ビザスクpartner」は非常に有用だと思っています。今回の電子材料事業の事例を皮切りに、「こういったやり方もあるんだ」ということを社内にも認知してもらうことができたと思いますので、今後も目的に応じてビザスクを活用していきたいと考えております。