活用事例

ビザスクは投資検討の初期段階で、リアルかつ最新な情報をクイックに得られるエコシステム

株式会社シグマクシス・インベストメント

目的
業種
利用サービス

インタビューにご協力いただいた方

  • 代表取締役社長 柴沼 俊一様

事業内容を教えてください

シグマクシス・グループは、「企業のトランスフォーメーションを推進し、クライアント、パートナーと共にSDGsの達成に貢献する。」というミッションを掲げています。ミッション達成に向けた取り組みを、投資という手段で加速させていくのが、シグマクシス・インベストメントの役割です。
https://www.sigmaxyz.com/sxi/

当社は「Regenerative(リジェネラティブ)」と「Wellbeing(ウェルビーイング)」を投資領域と位置付けています。

リジェネラティブとは、近年広まっているサステナブルの次にある世界。サステナブルが「これ以上悪くしない」ためであることに対し、「使えば使うほどより良くなる」という概念が加わります。また、ウェルビーイングについては、人の心や身体だけでなく社会的な豊かさも追求していくことが重要です。この二つの実現を目指し、地球環境を賢く活かして人々の暮らしを豊かにするための投資を行っていこうと考えています。

どのような時にビザスクを活用されていますか

投資を検討するにあたり、まず投資対象となる企業が業界内でどのようなポジションにあるのか、どのような魅力を持っているのか、逆にどのようなリスクがあるのかといったことを把握する必要があります。そうした際に、ビザスクを活用しています。
例えば、ビジネスデュージェリエンス(BDD)の手前、案件をソーシングし検討する段階で情報や知見を得ることで、勘所を押さえることができます。また、ポテンシャルユーザーへのインタビュー等を通じての情報をクイックに得られる点でも有用です。

当社の体制は10名弱とコンパクトですが、ビザスク社のスタッフの皆さんがバディとして繋がってくださっています。皆さんのネットワークを通じてインタビューに対応してくださるアドバイザーの皆さんの知見が得られるため、パフォーマンスは社員数の数十倍にもなっています。そういった点で、企業リサーチのエコシステムを活用できるビザスク社とのパートナーシップは、非常に価値が高いと考えています。

海外調査をご活用いただいた背景、得られた知見についてお聞かせください

BDDの段階では、市場規模を知るためにリサーチ会社のデータを使うことも多いのですが、データを見ただけでは、背景にあるニーズや市場への訴求ポイント、直近の業績や事業推移までをつかむことは困難です。こうしたリアルかつ最新の情報を得るために、ビザスクを活用させていただいています。

例えば、ある企業の調査では、ファイナンス関連の沿革について、海外アドバイザーから詳しく話を聞くことができました。またテクノロジーの今後の進化について、メディアの視点を通さずに、研究者の考えを直接聞きたい時などにも活用しています。

コロナ禍で海外調査の手法はどのように変わりましたか

かつては、情報を得るには現地に行くのが一番早いという感覚で海外出張をしていましたが、コロナ禍で気軽にできるものではなくなりました。しかしビザスクのようなサービスを利用することで、現地に行かずしてかなりカバーできると分かりました。

とはいえ現地の人々とコミュニケーションをとりながら肌感覚も含めた情報を得るには、やはりその土地に行くことも大切です。今後は、うまくバランスさせて賢く活用していきたいと思います。

国内の案件ではどのようにサービスを利用されましたか

当社の現在の投資先は、ビジネスモデルが確定して事業がある程度成長軌道に乗りつつあるシリーズBが中心です。その中でもアーリーフェーズの案件では、顕在化していないトレンドや最新情報を得る必要があります。

例えばエネルギー領域のベンチャー企業についての情報はまだ断片的です。資源エネルギー庁のエネルギー白書からデータを得るにしても、詳細についてはわからないことが多いですし、そもそも白書が出るまでに時間がかかるのも難点です。
そういった局面での情報源として、ビザスクを活用させていただいたこともありました。

今後、ビザスクに求めることを教えてください

現在のサービスは、サービス利用側が求める情報への問いを立て、それに最適な答えをもつアドバイザーをマッチングするスタイルですが、初めて扱う領域では、適切な問いを立てるのが難しいこともあります。例えば、新たに投資を考えている企業に、他社が投資していない理由が何かを考える際、我々が先陣を切っているだけなのか、それとも何か危険な点を見落としてしまっているからなのか、どのように問いを立てたらよいか悩むケースですね。

そんな時に「この領域であれば、こういった問いを立てるのが一般的」といった基本的なひな型が用意されているとありがたいです。さらにはこれがアドバイザーへも開示されていると、マッチングの効率と効果が上がるのでは。
いずれにしましても、ビザスク社のサービスやエコシステムがさらに進化することは、私たちのミッション実現の大きな力添えになると期待しています。

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