活用事例

”会いたい人に全部会えた” ビザスクliteで新規事業の機能性インソール開発をスピーディーに実現

株式会社TENTIAL/投資VC:株式会社アプリコット・ベンチャーズ

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インタビューにご協力いただいた方

  • (右)株式会社TENTIAL 代表取締役CEO 中西 裕太郎様
    (左)株式会社アプリコット・ベンチャーズ 代表取締役 白川 智樹様

背景:

初の製品開発を進めるにあたり、スポーツメーカーの生産管理の経験者からアドバイスが欲しい

実施内容:

・国内海外のスポーツメーカーの主に生産領域の人へインタビュー
・商品開発や工場との交渉で必要なことなどを伺えた

感想:

・仮に人を辿って会おうとしたら数ヶ月かかっても会えるかどうかが、数時間で解決
・継続してお願いしたい人もいるほど、確かな経験のある質の高い方々が登録していることを感じた

―まず、ビザスクを依頼者として活用されている、TENTIALの中西さんにお聞きします

事業内容についてご紹介いただけますか?

2018年に設立し「SPOSHIRU」というスポーツ情報Webメディアの運営からスタートしました。私自身、プロサッカー選手を目指していましたが病気を患い断念したこともあり、「スポーツの情報格差を埋め、気軽にスポーツを楽しめるようにすること」、「スポーツの知識や情報を活用し、普段の生活をよりよくすること」を目指しています。

その中で、ユーザーのLTVを上げるべく、新規事業としてプロダクト開発に乗り出し、選手のコンディションを左右するインソールに着目しました。そして、選手だけでなく高齢者や歩く仕事の多いビジネスマンにも、広く日常使いしてもらえる機能的なインソール「TENTIAL ZERO」の開発につながりました。(2019年8月発売開始)

ビザスクをお知りになったきっかけを教えてください

たまたまビザスクの方と知り合う機会があって名前は知っていました。その後、今回のプロダクト開発にあたって情報収集している中、白川さんに推薦されて利用しました。

今回、スポットコンサルで相談したかったことは何ですか?

初めてのものづくり事業だったので、生産委託先工場の探し方や委託先をどこにするかの判断基準をどうすべきなのかといった勘所をつかむために経験者からお話を伺いたいと思いました。スポーツ業界の知り合いは少なくないですが、スポーツメーカの商品企画、生産管理分野の経験者とはつながりがなかったので、ビザスクを含めたマッチングサービスで探してみました。

結果、会いたい分野の経験者が登録していたのは、ビザスクだけでした。キーワード検索してみたらピンポイントにマッチする人が数十人表示されて、こんなにすぐに見つかることに驚きました。ビザスクはきちんとしたビジネスパーソンにアプローチして登録してもらえているプラットフォームなんだ、と実感しました。

どのようにスポットコンサルを進められましたか?

15名程のアドバイザーと2週間くらいでばーっと会え、かなり時短で進めることができました。メインにお伺いしたことは、商品開発や工場との交渉に関することです。国内外のメーカーの方々にお会いできたので、日本と海外での動き方やマインドの違いといった基本的な構造の理解も深まりました。

また、メーカーがどういう組織体制で動いているのかについてもお伺いしたのですが、体制を知ることで、今後自社でまた課題が出た時にどの部署の方にアドバイスを求めればいいのかがクリアになると共に、自社のプロダクト事業における組織体制構築の参考にもなりました。

お使いいただいた感想はいかがでしたか?

”会いたい人に全部会えた!”と思っています。やり取りしてスポットコンサルを実施するたびに、確かな経験のある質の高い方々が登録していることを感じました。結局、2週間で15名程にお会いし、一日一人というスピーディーに進められました。仮に人を辿ってこの15名に会おうとしたら数ヶ月かかっても会えるかどうか、というところが数時間で解決して大満足です。同じアドバイザーに何回かお願いし、生産先比較や生産先候補と商談をすすめる上でのポイントなど、より具体的なテーマに沿って深掘りしてアドバイスをいただけたのも大変役立ちました。

スポットコンサル実施の際に工夫された点はありますか?

依頼を出す段階では、相談にのりたいと思ってもらえるような文面作成ややり取りを心掛け、実際前向きに「アドバイスしてあげるよ!」という方々と出会えました。スピーディーに進めたかった一方、アドバイザーの方が腹を割って話していただけるよう、お会いできる方にはなるべく対面で実施しました。また、事前にアドバイザーの経歴をビザスクのプロフィールページやWeb検索で調べて理解を深め、相手に合わせた質問を整理しておくように心掛けました。

ビザスクご利用前の情報収集方法と比較していかがですか?

今までは人からの紹介を繰り返し時間をかけて辿ったり、SNSなどでメッセージを送ったりしていました。ただ、従来の事業のIT分野はそうやって繋がることができたのですが、メーカーの方とは繋がることが難しかったですね。費用対効果の面では、期待以上のことを聞けた上に来社いただく事も多く、それで大体1時間15,000円でしたので非常に安く感じました。

時間の面でもビザスクを使っていなければ2週間で15名のお話を伺うのは不可能だったと思います。その後のスピーディーかつ適切な事業判断につながったので、本当にありがたいツールだと思っています。

今後のご活用予定について

販売を開始し、今後はバイヤーへのアプローチ方法や店舗の置き方、ポップアップ含めた販売方法なども検討していますので、その辺りの販売戦略や在庫管理などのトピックで活用したいと考えています。特に弊社のようなハードウェア系の事業をスタートしたベンチャーは、物流、オペレーション、卸の知見が足りなくて悩みますのでフェーズに応じて上手に使い続けたいです。

他のスタートアップ、起業家にはどんな点でおすすめですか?

昔から存在するレガシー的な業界に参入するスタートアップにおすすめです。自分の知見のない産業で、実務をしている中の人にも、経営サイドの層にも会えるのは最大のメリットだと思います。

―次に、TENTIALを支援されているアプリコット・ベンチャーズの白川様にお伺いします。

御社について簡単にご紹介ください

2018年4月にVCとして独立しました。元々サイバーエージェントに丸10年いて、本体では新規事業開発を、同社の投資部門(サイバーエージェントキャピタル:CAC)ではVCの仕事を経験しています。私自身も大手IT企業からベンチャーキャピタルとして起業した経緯がありますので、同様に大手企業やスタートアップを経て起業された起業家の気持ちに共感しやすいと思っています。

TENTIALさんは、まだ中西さんが学生のころに知り合ったご縁から支援をさせてもらっています。

VCの立場から見たビザスクの良さはどんなところだと思われますか?

前職のCVC時代にビザスク社の担当をさせて頂いていたので、アドバイザーとして協力することも多く、門外漢の業界で知見を得たいときに、すごく使えるサービスだと思っていました。

自社投資先のどういった会社・フェーズで紹介したい/利用して欲しいと思われますか?

弊社の投資先はシード期のスタートアップが中心なので、事業開発に当たって業界知識を深めたい、ユーザーテストをしたい、というニーズが多いんですね。求める知見がIT系であれば自分の人脈である程度紹介できますが、今回のTENTIALさんのスポーツメーカーのように、網羅できていない業界・職域も多々あります。そういう範囲でコネクションを求められた時には、ビザスクをおすすめしていますね。

ITだけで完結しないサービスやスタートアップが増えてきている昨今、他業界のノウハウのキャッチアップには最適なサービスで、そういった業界に参入する会社に相性が良いと思います。

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