ビザスク

ビザスク

TIS株式会社

新規事業制度を刷新。社外の力を取り入れる会社の本気度が提案者のモチベーションにつながり、仮説検証の仕組み化により3案件が最終審査を通過。

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インタビューにご協力いただいた方

【運営事務局】サービス事業統括本部 サービス企画部部長

牟田 佳代様

ビザスク提供内容

・2回目を迎える新規事業提案制度の刷新向けて、制度設計段階から支援を開始し、KPI設定や全体プロセスの設計などを事務局パートナーとして推進し、最終提案までサポート。
・フェーズに応じて以下サービスを提供。

【アイディエーション期】アイデア創出ワークショップ/チームアップの場づくり/書類審査前の相談会
【インキュベーション期】チーム毎の定期的なメンタリング/スポットコンサル,アンケート調査/進捗管理サポート
【審査】審査サポート、社外審査員のアサイン

成果

・応募件数:1回目の1.5倍に増加
・最終審査:3案件が社内/社外審査員から高評価を受け、審査を通過し事業化検討フェーズに進む

-新規事業提案制度の概要と今回ビザスクを事務局のパートナーに起用された目的をお聞かせください。

牟田様:事業統括本部としては2018年から提案制度をスタートしました。社員個人の強い思いを起点にアイデアをブラッシュアップし事業化することを目的としています。
1年目は完全内製で実施し事業化検討に進んだ案件もありましたが、今後も事業化を目指す上では、より応募の数を増やし、質を高めることが必要と感じました。そこで、2回目となった今年度はもう一歩踏み込んで事業化に取り組めるレベルの事業案が創出されることを目指して、制度設計の段階からビザスクに相談しました。

– 具体的にはどのように刷新されたのでしょうか?

牟田様:まずは、明確に定まっていなかった新規事業提案に興味を持つ母集団から応募までのKPIを見直しました。
そして、制度プロセスを以下の通り見直しました。提案者が想いを持って取り組んでもらう上でフォロー体制をしっかりと築くこと、外部を上手く活用しながら成果につなげることを意識しました。

●アイディエーション期:ワークショップ・チームアップ・相談会といった施策を強化し応募を促進
●インキュベーション期:定期的なメンタリングとスポットコンサルが活用できる仕組みを作り、仮説検証をサポート
●審査:書類審査・最終審査共に社外審査員としてベンチャーキャピタルの方をアサインし、提案されている事業に投資したいどうか、という成長性の部分を客観的な視点で評価。また中間報告会も設置し提案に対する社内審査員への理解を促進。

ここからは提案者のお二人にもお入りいただきます。

【提案者】インダストリー事業統括本部 産業公共事業本部 村上健太様
サービス事業統括本部 エンタープライズ営業企画ユニット 石濱 悠様

– 新規事業提案制度の各フェーズにおける支援内容へのご感想をお聞かせください。

村上様:今回初めて外部の人に相談しながらアイデアのブラッシュアップを進められたので、自分たちの自信につながりました。
特にスポットコンサルでは、普段絶対に会えない、つながりようのない人のお話を直接聞けたことは大きかったです。従来だと机上の空論で進めてしまい、仮説止まりになってしまって検証し辛い事も多かったんですね。SIer業界で開発をしてきた自分にとっては、時間や人脈を飛び越えて直接想定ユーザーにお話を伺うのは今までにない経験でした。

今回は、具体的には元々保育園向けのサービスを検討しており、保育園運営企業の経営者2名にスポットコンサルを実施しました。サービス内容や金額面について率直にご意見をいただけ、当初のアイデアは現実的ではないことが認識でき、違うサービスに方向転換することになりました。
机上の仮説で推進するのではなく、リアルな経験者へのヒアリングを通じて異なる判断をし、早い段階で新たな方向に舵を切れたことはとても助かりました。



石濱様:サービスの方向転換をしビジネスモデルを変えてからは、近しいサービスの立ち上げ経験者にスポットコンサルを通じて相談しました。「こんな人に聞きたい!」にぴったりな経験者が見つかったので、登録者の網羅性にも驚きましたね。
ビザスクを使えば、一気に核心の情報を持っている人にタッチできますし、スポットコンサルが活用出来たおかげで早期に方向転換できた上に、次のアイデアの検証もスピーディーにできたと思っています。

また、アイディエーション期のワークショップから仮説検証支援までの一連のプロセスが制度として設計されていたので、それを順に辿っていくだけで、新規事業のスキルセットがそろうようになったと感じています。特に、個別の相談会は血肉になりました。毎週のように相談の時間をもらってブラッシュアップを重ねるというプロセスを経験できたのが良かったです。

牟田様:全体を通してかなり踏み込んでビザスクに入ってもらえて、会社の意向も組みながらうまくコントロールしてもらえました。「ここまで入りこまないと成立させるのは難しいんだ」ということも肌で感じられ、事務局としても勉強になりましたね。
提案者一人一人にもしっかり対応してくれて、くじけそうなときはフォローしたり丁寧にフィードバックをいただき、提案者のモチベーションに寄与してもらえたと思っています。

– 課題とおっしゃっていた量・質に関しては効果がありましたか?

牟田様:書類応募数では昨年1.5倍の応募件数を集めることができました。
質の面では、インキュベーション期にメンタリングとスポットコンサルを通じた仮説検証支援に力を入れてもらったことで、提案の質は確実にあがり、経営層の評価も上がりましたし、結果的に外部審査員として入ってもらったVCの方の評価も非常によかったのは嬉しかったですね。

-外部パートナーが入ったことで、どんな成果があったとお考えですか?

村上様:外部の人を入れるということは会社がしっかり予算をかけてくれているということです。提案者としては、会社の本気度を感じますし、会社側が道筋をたてて導いてくれたのでモチベートもされました。
私自身は入社以来ずっと保守開発をやっていて、新規事業については素人です。アイデアをどう事業につなげるか、今回道筋をしっかり追って経験できたことは個人的な成長にもつながったと思います。



牟田様:「ユーザーに直接聞きに行く」ということが大事だとわかっていてもこれまでできていなかったので、仕組みとして徹底させることができたことは大きな成果だったと思います。最終発表を通過した3チームについては、スポットコンサルやアンケート調査で外部の声を集めることに積極的に取り組むことで提案内容に納得性を持たせることに成功したと思います。

メンタリングで整理された課題をスポットコンサルを活用して調査・深掘りをし、それを踏まえてチームでディスカッションする。そして、またメンターと相談・ディスカッションをしていく、という一連のプロセスは、新規事業制度に限らず、新規事業経験があまりない方々向けにはとてもおすすめだと思います。

また、社内だけの運営ですと、どうしても自分達の範囲でこじんまりとまとまってしまうところがあるように思います。今回ビザスクと一緒にやったことで、提案制度が”血の通った”制度になったことが大きな意義だったと思います。
ぜひ今後も制度の改善に向けて一緒に推進していければと考えています。